本日の一品
「ボディトリマー」で全身の毛という毛をイイ感じに
2017年9月20日 06:00
最近、抜いた鼻毛が2本に1本の割合で白髪になっている筆者です。
それはともかく、パナソニックが2017年5月に発売した「ボディトリマー ER-GK60」が、人気で品薄になっているらしい。筆者が見かけたときも入荷待ちの状態で、実際に注文してから2週間以上かかってようやく手元に届いた。このボディトリマーは、いわばバリカンのようなもの。全身の毛をきれいに刈り揃えるのに便利な電動シェーバーだ。
主には首から下の部位である胸、腕、ビキニゾーン、脚などの毛を剃るのに適したアイテムとなっている。頭髪やヒゲのカットに使えなくもないが、ボディトリマーの形状を考えると頭やヒゲ以外の部位の方が使いやすいだろう。
なぜこの製品の人気が高いのかは詳しくはわからない。世間で「男も身だしなみを整えるべし」という風潮がかもし出されていることと無関係ではないように思う。けれど筆者としても、カミソリで手入れするのもなあ……と考えていた部分が少なくなく、気軽にソリソリできるアイテムが欲しかったのに、これまでほとんどなかったのも事実。なので、見た瞬間に気に入ってポチッてしまった。
全体的にさほど毛深くもなければ剛毛というわけでもないのだが、それでも気になるところはある。腕の毛は一部分だけがなぜか発育が良く、ビロンと他から目立つように生えているし、すね毛は無秩序に、まだらな生え方でみっともない。アンダーな箇所にあるはずのヘアーはいつの間にかヘソ周りまでそのテリトリーを拡大しており、はっきり言って目ざわりである。
こういった身体各部の毛を手入れしようと思うと、これまではカミソリで対応するしかなかった。ただ、それだと過剰に剃れすぎてしまい、場所によってはカミソリ負けしてしまうこともある。それ以前に、ツルッツルだと違和感があるのでほどほどに毛を残しておきたいなあと思っても、カミソリだけではそんな調整はまず不可能なのだ。剃った直後はともかく、数日たつと伸びてきた毛がチクチク肌を刺激するのも困りものである。
そんなわけでボディトリマーを使ってみると、飛び出た毛も、まだらな毛も、勢力拡大に忙しい毛も、サクサクカットできた。2mm、3mm、6mmの3種類のアタッチメントが用意されていて、これらを使い分けつつなでるように剃るだけで、ほどよい長さのところスパッと刈れる。一帯をきれいに刈り揃えるには何度も往復させる必要があるが、これはデメリットではない。むしろさっと通すカットの仕方だと毛量を減らす形にできるので肌にもやさしい。
局所的に毛をきれいさっぱり見えなくしたいところは、アタッチメントを外した状態でカットすればOK。デリケートなビキニゾーンなどの場合、3mmか6mmでカットしておけば、当日も数日後以降もチクチクすることはないだろう。毛が長い状態での最初のカットは、処理後の清掃を考えたときに場所は選んでしまうかもしれないが、2回目以降の定期的に刈り揃える使い方であれば、防水仕様ということもあって浴室でも気軽にソリソリできる。そして、仕上がりは爽快だ。
身だしなみを整える一環として使うのはもちろんのこと、全身の毛を短くして空気抵抗を少なくしたいスイマーやサイクリストにもおすすめできるかもしれない。男性向け製品ながら、女性がムダ毛処理に活用するのもアリ。値段は決して安くはないが、対応部位が多く応用幅の広いアイテムで、値段分以上の働きをしてくれるに違いない。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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ボディトリマー ER-GK60 | パナソニック | 9110円 |