てっぱんアプリ!

大型連休を台なしにされないよう「豪雨レーダー」で万全の備えを

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: 豪雨レーダー
開発者: 日本気象協会
価格: 無料
対応OS: Android 4.2 以上
カテゴリ: 天気

 すでに大型連休に突入した人もいるだろう。レジャーの計画を綿密に立てて、思いっきり遊び倒すつもりの人も多いかもしれない。が、突然天候が悪化すれば、大きく予定を変更しなければならない事態に陥ることもある。そんなことのないように、「豪雨レーダー」で随時雨雲の動きをチェックしてみてはいかがだろうか。

日本全国の雨雲の動きが分かる「豪雨レーダー」

日本全国の上空をシームレスに観察

 「豪雨レーダー」は、雨雲の詳細な動きを地図上でグラフィカルに表示する天気アプリ。気象庁が提供する「高解像度降水ナウキャスト」のデータを取得し、過去1時間から今後1時間までの約2時間について、10分間隔の雨雲の位置と予想される雨量を分かりやすく示してくれる。

 最大のポイントは、日本全国どの地域の雨雲もシームレスに観察できること。現在地付近だけでなく、気になる地域やこれから出かける先のエリアにさっとスクロールして、雨雲の状況を細かく見ていける。10分間隔の雨雲の動きはスライダーで直感的に操作して早送り、早戻しでき、知りたい時間帯の降雨状況をしっかり把握できるだろう。

現在時刻からおよそ1時間前の状況を表示
スライダー操作で約1時間後の状況まで10分間隔で知ることができる

同心円表示で雨までの距離や時間をチェック

 地図上には同心円も表示できるようになっていて、画面の中心地点から雨雲の発生している地点までどれくらいの距離があるか一目瞭然。スライダーで時間経過による雨雲の推移を確認するのと合わせ、遠くにある発達した雨雲があと何時間で現在地に到達しそうか、といった予測も立てやすくなる。

 あるいは雨に降られてしまった後でも、その雨があとどれくらい降り続きそうかチェックするのにも役立つ。しばらくその場で雨宿りして待つか、当初の計画をあきらめて予定を変更するか、というような判断も迷わず下せるのではないだろうか。

画面に表示される同心円で、雨雲までの距離を把握しやすい

“レジャー天気”で遊びに行く先の天候も調べておこう

 雨雲レーダー以外にも、日本気象協会が運営するtenki.jpの各種コンテンツを横断的に見ていける機能を備える。天気図や地震速報、PM2.5の拡散予測のほか、津波、火山、台風の情報、さらにはレジャー施設付近のスポット天気が分かる“レジャー天気”なども用意。これから連休中の計画を立てようと考えている人にとっても役立つこと間違いなしのツールだ。

天気図
地震情報
天気に関するコラムもある
各地のレジャー施設のスポット天気がわかる「レジャー天気」

日沼諭史