てっぱんアプリ!

“タイトル”入力だけで日時も場所も設定できる「Googleカレンダー」のテクニック

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Googleカレンダー
開発者: Google Inc.
価格: 無料
対応OS: iOS 9.3 以降、Android OS
カテゴリ: 仕事
ダウンロード: iOS Android

 仕事や個人的な予定の管理に、スケジュール管理アプリは欠かせない。見やすさや操作のしやすさにこだわったアプリが多いが、意外に予定の登録がすばやく、楽に行えるのが「Googleカレンダー」だ。

予定登録が簡単に行える「Googleカレンダー」

タイトル欄に入力するだけで場所、日時を設定した予定登録が完了

 Androidスマートフォンでは、多くの場合標準のカレンダーアプリとしてプリインストールされている「Googleカレンダー」。標準アプリということで、「機能が少なそう」というイメージをもつ人もいると思うが、実は他のアプリにはあまりない予定登録の手間を少なくする工夫が施されている。

 簡単に言うと、予定のタイトル欄に入力するだけで「予定のタイトル」「日時」「場所」「同行者・参加者」をすべて設定できるのだ。しかも、キーボードからの文字入力はほとんど必要なく、大部分が自動表示される候補から選択するだけ。急いで予定を登録するときも、簡単に、すばやく行えるだろう。

アプリを起動したら右下の「+」ボタンを押し、「予定」を追加
一番上のタイトル入力欄に文字入力していく

文字入力は最小限。ほとんどはタップしていくだけ

 具体的な手順は、まずGoogleカレンダーを起動し、右下の「+」ボタンから「予定」を追加して、タイトル欄に何か文字を入力する。ここで入力する文字は、たとえば「打ち合わせ」なら最初の1~数文字を入力するだけでいい場合がある。過去にGoogle カレンダーに「打ち合わせ」を登録したことがあると、自動で補完候補として表示されるからだ。

「うち」と入力するだけで「打ち合わせ」が入力候補として表示
候補を選択すると、今度は場所、日時、連絡先(同行者・参加者)のどれかを選ぶ

 候補に現れたものはタップで選択すれば入力が確定する。その後は日時、場所、連絡先(同行者、参加者)を同じように候補から選んでいくだけ。最後に「完了」で予定を登録すると、タイトル以外の日時や場所などの情報は本来の設定欄に反映される。

場所も履歴などから候補が表示される
場所を指定したら次は日時
時間帯も指定
登録完了。設定内容を変えたいなら個別の設定項目を調整し直す

Android 7.1の「アプリショートカット」も併用したい

 これにより、予定の時間や場所などを個別の設定欄でいちいち指定する必要がなくなり、文字入力の手間も減るので、短時間で予定の登録を終えられる。「Google アシスタント」を使った予定の音声入力も簡単ではあるが、自宅ならともかく外出時は音声入力が難しい場合もあるため、現実的にはこうしたGoogleカレンダーの機能を使った方法が最も簡単だろう。

 なお、Android 7.1からは「アプリショートカット」という機能が追加されている。これは、ホーム画面に配置したアプリアイコンを長押しすることで、そのアプリがもつ機能をポップアップしてすぐに起動できるというもの。Googleカレンダーもこのアプリショートカットに対応しており、ホーム画面から直接予定登録の画面に遷移できるため、組み合わせて使えばさらに予定の登録や管理がはかどりそうだ。

Android 7.1以降ならアプリショートカット機能でさらに手早く予定登録できる