てっぱんアプリ!

iPhoneもOK。Officeドキュメントを「Dropbox」上で直接編集する方法

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Dropbox
開発者: Dropbox, Inc.
価格: 無料
対応OS: iOS 9.0 以降、Android 4.1 以上
カテゴリ: 仕事
ダウンロード: iOS Android

 データのバックアップやファイルの共有に「Dropbox」を活用している人は多いのではないだろうか。ただ、Dropboxはいわば“独立系”のクラウドストレージサービス。Officeアプリとの連携は、Microsoft OneDriveよりも弱いように思われるかもしれない。ところが、そんな状況も変わってきている。OfficeアプリとDropboxの組み合わせでも、密に連携できるのだ。

Officeアプリと自然な連携が可能な「Dropbox」

クラウド上のオフィスドキュメントをさっと編集したい時、どうする?

 クラウドストレージサービスの「Dropbox」は以前から、内蔵のビューワー機能でWord、Excel、PowerPointなどのオフィスドキュメントを閲覧できるようになっていた。例えば、外出中に共有フォルダ上の資料を参照したいとき、ビューワー機能だけでも十分に対応できる。けれど、編集が必要な場合はダウンロードしてOfficeアプリで開き、編集して、ローカルに保存して、改めてDropboxにアップロードする……という回りくどい作業が必要になってしまう。あるいはPCで作業した方が早い、ということになっていたかもしれない。

 そんなときに活用したいのが、DropboxとOfficeアプリの連携機能だ。必要な準備は、各種Officeアプリをインストールするだけ。あらかじめ「Microsoft Word」「Microsoft Excel」「Microsoft PowerPoint」の3つをスマートフォンにインストールしておこう。

Dropbox内蔵のビューワー機能でオフィスドキュメントの閲覧は可能だが……
一覧からいったん「エクスポート」してOfficeアプリなどで編集して、再度アップロードする……というのは面倒

Officeアプリと連携して、ファイル操作の手間を一気に削減

 Officeアプリをインストールしたら、Dropboxでいつも通りクラウドに保存しているオフィスドキュメントを参照する。そうすると、画面の下に紙と鉛筆を模した編集アイコンが現れるはず。このアイコンをタップすると、クラウド上のファイルをOfficeアプリで直接開くことができ、編集し終えるとクラウド上に自動で保存される。

Officeアプリをインストール後、Dropboxでオフィスドキュメントを開くと、画面下部に紙+鉛筆の編集アイコンが出現
ボタンをタップするとOfficeアプリで開けるようになる
最初の1回だけ、ファイルへのアクセス許可が必要
Microsoft PowerPointでpptxファイルを開いた
必要に応じて編集し……
終えてDropboxに戻ろうとすると、自動でクラウドストレージにアップロードされる

 実際には、裏でいったんファイルをローカルにダウンロードしており、編集後に自動でアップロードする処理になっているため、共有しているオフィスドキュメントを
他のユーザーと同時に共同編集するようなことはできない。とはいえ、これにより手早く編集してクラウドに保存し直す、という操作が自然かつ簡単に行える。ダウンロードとアップロードの手間を省いて効率良く作業したい人は、ぜひ試してみてほしい。

iPhoneでも同様に、Officeアプリをインストールすると編集アイコンが現れる
docxファイルをWordで開く
こちらも編集を終えると自動アップロードされる
ちなみに、AndroidではOfficeアプリで開く際に「常時」を選択すると、設定画面の「既定のアプリを管理」に登録される。もし解除したくなった時はここで「削除」しよう