スタパ齋藤の「スタパブログ」
炎天下に消えていった夏休みルアー少年
(2015/8/26 06:00)
またもや近くの川で釣りを。夏休みで、川で遊ぶ学童お子さんが多いわけですが、今回の釣り場は川遊びができにくく、釣りには向くような場所です。いわゆるテトラ帯。消波ブロックが崩れている感じで、釣り人以外はあまり近寄ってきません。その日は炎天で、釣りには晴れ過ぎ。釣り人も少ないので、静かに釣りができました。
なかなか釣れない……というかまるで釣れない……やはり本日は日差しが強すぎるのかも。とか朝から思いつつ、ややボーッとしながら釣っていたら、もう9時過ぎに。ちょっと一休みしようかな……でもその前にもう一投、と繰り返していたら、もう昼前に。
そこに突然ルアー少年出現。「こんちは、おじさんソコ投げていいすか?」てな感じの元気な雰囲気の少年。中学生のようです。「おじさん何投げてんすか」「やっぱデカいルアー投げないとデカいの釣れないのかな~」「何匹釣れましたか?」とか話し好きの少年です。いや、デカいルアー投げててもデカいのどころか一匹も釣れないワタクシですが何か?
などとグダグダしていたら、少年に魚ヒット!! この川では良いサイズ!! いいな~、ココ来てわりとすぐ釣れ……と思ったらワタクシも魚ヒット!! すると少年「それ何センチくらいすか」と。「そうだね~25cmくらい?」と返すと「オレがいま釣ったのもそんくらいだから25cmくらいだったのか~」とか。よく喋る少年です。
また釣っているときの独り言も多く、「やっべー超魚いる!」「あのデカいのすぐルアー見切ったウゼ~っ」「サワガニ付けたら釣れるかな」等々。にぎやかです。
遠くから「おーい、上州屋行こうぜ~」と呼び声が。「おー!」と返す少年。どうやら少年の相棒のようです。そんなやり取りを聞きつつルアーをリトリーブし終えると、少年はもういませんでした。遠くで自転車にまたがって待つ相棒のほうへ、釣り竿を持って走っています。さすが中学生。炎天下でもダッシュ。なんか、映画の「鉄塔 武蔵野線」みたい(あちらは小学生ですし鉄塔巡りですが)。
遠くに積乱雲が見えます。午後は風が吹いたりするのかな……などと思っていると、また魚ヒット!! 少年がツキを変えてくれたのかもしれません。