スタパ齋藤の「スタパブログ」

 あ~やっぱりアレがナイとダメなのか~? か~っ!? か~ッ!! ということで、「Akai Professional」の「MPC ELEMENT」という電子音楽機材を購入しちゃいました♪ 実勢価格は1万6000円少々。

 かつて、MPCシリーズという一連のサンプラー・リズムマシンがありました。音を録音~編集し、それを本体のパッドに割り当て、指などでパッドを叩くことで音を出して演奏し、一連の演奏を組み立てて曲を作れるハードウェアですな。このスタイルのMPCシリーズハードウェアは、確か2012年の夏頃に生産完了したと記憶しています。ワタクシも1台持っております……あれ、2台かな?

 で、現在は、MPCシリーズはパソコンと融合する新しい製品として販売されています。「MPC RENAISSANCE」、「MPC STUDIO」、そして前述の「MPC ELEMENT」がソレ。じつは以前のMPCよりも柔軟性が高かったり、初心者にとってのハードルが低かったり、さらに価格的にも入手しやすかったりする製品群とも言えます。

 さておき、ワタクシが「MPC ELEMENT」を買ったのは、iPadと接続して使うため。iPadとつないで、「iMPC Pro」アプリをより快適に使いたいヨ、と。

 何のコト? えー、iPad用のMPCシリーズが「iMPC Pro」アプリなんですな。「iMPC Pro」アプリを買えば、iPadをかなり本格的なMPCシリーズとして、つまりサンプラー・リズムマシンとして使えます。パッドは画面上に表示されますので、それを叩く感じで。

 で、この「iMPC Pro」アプリ、非常に快適に使えて楽しいんです。かつてMPCシリーズを使ってきた多くの人が「コレはイイな~」と感じられるような気がします。ただ、前述のとおりパッドは画面上に表示されたもの。「iMPC Pro」アプリ使用時は終始画面をけっこー強く叩くことになります。

 でもまあたぶんiPadの画面は壊れないとは思いますけど、前述の最近のMPCシリーズや、それ以前のMPCシリーズほどは、思いっ切りバシバシとパッドを叩けない感じ。iPad画面を叩く強さには限度がありますな。

 てなわけで、思う存分叩ける「iMPC Pro」アプリ用の外部インターフェース(物理パッド)として、「MPC ELEMENT」を買ったんです。そうなんです、「MPC ELEMENT」はiPadとつないで使えるんです。

 ちなみに、ワタクシは「MPC ELEMENT」をiPad Airにつないでいます。つなぐにはアップルの「Lightning-USBカメラアダプタ」が必要になります。また、接続するときに「MPC ELEMENT」のTAPボタンを押す必要があり、そうしないと「MPC ELEMENT」が認識されないようです。

 iPad Airと「MPC ELEMENT」をつなぎ、「iMPC Pro」アプリを使った感触ですが、これがヒッジョーに快適♪ 安心して叩けるし、やっぱりパッドは気持ちいい~。「MPC ELEMENT」と「iMPC Pro」アプリの連係も良く、操作効率もかなり高まります。「iMPC Pro」アプリを多用する人にはかな~りオススメ。

 しかしまあ、iPad Airと「MPC ELEMENT」という、2枚の薄いプレートだけでMPCが構成されるとは。かつての機材事情を知る者としては、感慨深いというか驚くべき状況というか、いろいろ衝撃が走り中です。

Akai Professionalの「MPC ELEMENT」。PCと組み合わせて使えるほか、iPadの入力インターフェースとしても使える。実勢価格は1万6000円少々。
エミュピーシーってニャにかしら。音が出るらしい。うかちゃんもパッドを押して音を出したいな。ぼぼぼ、ぼくもです。ニャニャ。ニャ。的な。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。