みんなのケータイ

 相変わらずお風呂で楽しんでいるARROWS Tab F-03G。あるとき「ここまで軽いのだから、鞄に入れて持ち歩いたらどうなるかしら」と思いはじめました。そこで携帯しながらうろうろしてみたところ、自宅では感じられなかった新たな魅力が見つかって感動しております。

安心の大画面!

 まずベタではありますが、地図が見やすかったです。10インチもあるので当たり前なのですが、目的地まで距離があっても、全ルートが1画面で見やすいのはとても助かります。私はかなりの方向音痴で、自分が今どこにいるのかも把握しながら進まないと心配になってしまうのですが、ARROWS Tabだと建物名などもチェックしながら、全体のどのあたりにいるというのも分かりました。持って歩くのは目立ちますが、道を間違えるよりはマシ!

これが虫眼鏡アイコン

 地図を使うときに便利な機能もありました。「+」マークの虫眼鏡アイコンです。表示中の画面を1段階拡大してみせてくれるだけという非常に地味な機能ですが、地図に使うとかなり便利なんですね。というのも、地図は拡大しても文字は大きくならないのでこれで大きくするというわけ。1段階だけですが、大分見やすくなります。スマホの地図は見にくくて、という方にはぜひ使っていただきたいと思いました。

拡大してもまだ見にくいと感じるなら……
虫眼鏡アイコンでさらに拡大! 再度タップすると戻ります

 写真関連でもメリットがありました。写真が大きなサイズで楽しめるのも10インチタブレットの魅力ですが(SNSによく流れているジューシーなお肉の写真などはかなりヤバい)、持ち出しても結構使えると分かりました。たとえば今回なら、本稿を書くに当たりパナソニックのGF6で撮影した写真をGF6内蔵のWi-Fiで繋いで見たのですが、10インチならピントがあっているかどうかもハッキリ分かるので、確認にピッタリ。その場で確認しました。NFC搭載なので、マークを合わせるだけで接続できて設定も簡単。撮ったばかりの写真を人に見せたいときにも重宝しそうです。また、リモート撮影機能を使うと、カメラの液晶では確認しにくい細かい部分もチェックでき、そのまま撮影にも使えます。

撮影した写真の確認にも
カメラの液晶よりはるかに見やすい

 開始1カ月でA8になるなど、最近どハマりしている陣取りゲーム「Ingress」も、ARROWS Tabならではのよさがありました。ARROWS Tabで見る巨大なポータルからは、スマホでは得られない迫力が感じられます(笑)。

「Ingress」はこの通り。ポータルの密集地向きかも?!
新宿西口付近をIntel Mapで表示してみたところ

 「Ingress」は意外とシニアのエージェントも多いとか。屋外で10インチというのはなかなか勇気がいりますが、6インチのスマホでも眉間にシワが寄ってしまう場合は、思い切ってARROWS Tabというのもアリかもしれません。

 表示に時間はかかりましたが、Intel Mapが見やすいところもメリットです。おまけに防水! 天候に関わらず出撃したいエージェントは、サブ端末として持っておくと役に立ちそうな気がします。ただ、画面が大きい分、グリフハックは大変ですが……。

ちょっと一息入れたいときにも。この薄い端末が100誌以上に相当すると考えるとすごい

 あとはやはり電子書籍ですね。特に「dマガジン」との相性のよさを感じました。「dマガジン」は月額400円(税抜)で100誌以上の雑誌が読み放題になるというサービス。ARROWS Tabで利用すると、1冊に満たない程度の重さで、雑誌100誌カバーなわけです。ふらりと入ったカフェで、気分に応じて好きな雑誌から気になった記事だけつまみ読みし放題。こういうのは自宅でもいいのですが、外で読むとまた気分が違うんですね。いつもは見ない雑誌にも興味が沸いたりするから不思議です。

 自宅で使うと、どうしても動画や読書、ブラウジングという用途に限られてしまいがちですが、持ち出してみると活躍の場所が広がっていいですね。スマホの画面が大きくなって、押され気味にも思えるタブレットですが、やっぱりいいなあと再確認したのでした。