LISMO Videoで「HEROES」満喫
W63CAの売りの一つと言えば、有機ELディスプレイ。直射日光時では、やや見にくくなってしまうが、映像を視聴した際は「やっぱり鮮やかな色だな」と改めて認識させられる。
ただ、ワンセグは、どうしてもQVGA用の映像であるため、「おぉ、美しい」ということにはならない。「なんちゃってテレビ」であり、いざという時に見られる利便性が優先され、映像のクオリティは二の次だ。
そんなこともあって、試してみたのがLISMO Video。もともとPC向けの音楽管理ソフトである「LISMO Port」は着うたフルのバックアップ用に使っていたので、ここはいっちょ映像コンテンツも買ってみることにした。
うちの近所には大型のレンタルビデオ屋がなく、いつも一つ隣の駅に借りに行っていたので、「自宅で気軽に映画が見られるなんて」という興味もあったりした。
いろいろとある映像コンテンツのなで自分が選んだのが「HEROES」。
W63CAをPCに接続して、映像コンテンツを購入する。このとき、課金認証をケータイを経由するために、W63CAは必ずつながなくてはいけない。しかし、この接続が意外とうまいかず、イライラさせられることが多い。
認証後は、PCにコンテンツをダウンロード。HEROES1本だとだいたい150MB程度。これが2つのファイルに分かれている。コンテンツはPCでそのまま見るか、W63CAにコピーすることが可能。
ただし、この再生期限が2日間ととても短い。とりあえず、W63CAにコピーしておいて、暇なときに見よう、と思っても、再生期限が切れていたというのでは話にならない。これなら7泊8日のTSUTAYAのほうがいいかも。それでも、TSUTAYA以上に便利だと感じたのが、続編が気になったら、すぐにダウンロードして購入できるという点。HEROESは後半から一気にはまって、1日に10話ぐらい立て続けに見ていた。
映像自体はきれいで、字幕もW63CAの画面で読むことができる。ただ、家にいるときはほとんどPCで見てしまったが、ケータイ、PCどちらでも見られるのは便利。
ケータイの課金で気軽に買えるのが便利だけど、再生期限が短いのと、ちょっとお高い気がする価格設定はなんとかして欲しいところ。いまのところ、HEROESはファーストシーズンのみの配信。セカンドシーズンが配信されたら、また見ちゃうかも。
アップルiTunes Storeは、日本では映像コンテンツの配信が全くと言っていいほどダメダメなので、そこは是非ともLISMO Videoにはがんばってもらいたい。