みんなのケータイ
Moto G4 PlusからMoto G5 Plusに買い替えたら、結構違いがあった
【Moto G5 Plus】
2017年5月15日 06:00
ここ半年ほどMoto G4 Plusの利用感をお伝えしてまいりましたが、4月末、その直系の後継機種となるMoto G5 Plusを購入しました。この機種については、法林さんによる超・重量級レビュー、すずまりさんによるフロントカメラ紹介がすでに出ていますので、私は前機種との比較を中心にお伝えしたいと思います。
まずは画面サイズについて。スペックシートではすでに知っていたつもりでしたが、実機を手に持ってマジマジと比較してみると、違いは結構大きいですね。ピクセル数は1920×1080で両機種共通ですが、G4 Plusの5.5インチに対し、G5 Plusでは5.2インチと、やや小さくなっています。
結果として、本体の横幅も2.6mmほどコンパクトに。しかし、このわずかな差が本体の持ち心地に影響を与えている印象です。グッとスマートになり、特に片手操作モード(スワイプによる画面縮小モード)との相性がさらに向上したかと思います。なるべくコンパクトな端末をお探しの方は、一度試す価値アリかと。
指紋センサーの操作性は前機種はほぼ継承していて一安心。センサー上での指フリックで「戻る」操作が行える「ワンボタンナビ」機能が新搭載されましたが、これをオフにすればG4 Plusとほぼ同じになります。
ワンボタンナビをオンにすればソフトウェアボタン表示領域が減り、画面がより広く使えるというメリットは確かに分かります。しかし、Androidの指紋センサー設置位置は画面下・本体背面かがメーカーによっても異なるため、完全に依存するのはためらいがあります。とはいえ、選択肢があることは大歓迎。
本体側面の電源キー・音量キーは配置が入れ替わりました。ZenFone 3やHUAWEI P9のように、縦持ちしたときに電源キーが下側にきます。これは流行なんですかね? GoogleのPixelやNexusのような配置、つまりG4 Plusのままでもいいと思うのですが……。
イヤホンジャックはこれまでの本体上側(縦持ち状態)から下側へ変更になり、iPhone 6s風になりました。これは個人的にかなり嬉しい。市場全体ではイヤホンジャック廃止の潮流があれど、Moto G5 PlusではFMラジオチューナーが引き続き搭載されているので、アンテナ用にまだまだ必要。それにズボンの尻ポケット(左側)にスマホを入れて音楽・ラジオを聞くことが多いので、これだと本体の取り回しもラクなんです。胸ポケ派の方とはちょっと主張が違うかもしれませんが。
また、SIMカードとmicroSDカードの装着法が大きく変更されました。どちらを装着するにも取り外すにも、必ず脱着ピンで専用トレーを開閉させなければなりません。ここは相対的に面倒になったと感じます(G4 Plusはピン不要、背面がまるまるカバーで取り外せる)。SIMカードサイズが2スロットともnanoSIMへ統一されたのは個人的に二重マル。さすがにもうmicroSIMとはおサラバしたいです。
ちょっと気になったのは、脱着ピンを挿すため穴のサイズ。やや小さめなのか、iPhone 6に付属のピンが使い回せませんでした(=穴が小さすぎてピンが入らない)。もちろんG5 Plusの専用ピンを使えばなんの問題もないですが、ただ、SIMフリー機をガンガン使い回す方は、余ったピンを常時持ち歩いているはず。それが果たして使えるか、一度試してみてる必要があります。例えば、筆者の手元にはNexus 7付属のピンがあるんですが、こちらだとピンの長さがちょっとだけ足りず、トレーを完全には押し出せませんでした。
ハードウェア仕様でもう一つ気になるのは、充電端子がmicroUSBであること。いや、もちろんUSB Type-Cよりは現状では絶対便利です。ただ、他社はもちろん、同じくモトローラのMoto Z系列でもUSB Type-Cの採用しているので、不思議に感じました。
そんなこんなで、重箱のスミをつつくようなことばかり申し上げましたが、ハードウェア的な魅力が全体的に増しているのは間違いありません。値下げされたG4 Plus、そして最新のG5 Plusのどちらを買おうか迷っている方もいらっしゃるでしょうが、個人的にはG5 Plusを買った方がいいかなー、と思います。メモリーも3GBから4GBに増えてますし。