みんなのケータイ

コロコロ転がすと長さが測れるスマートペン「InstruMMents 01+Pen」

【iPhone 7】

“Measuring(計測)ではなく、Dimensioning(採寸)である”としている「InstruMMents 01+Pen」

 2月上旬、我が家にユニークなものが届きました。InstruMMents, Inc.(インスツルメンツ)の「InstruMMents 01+Pen」(以下、01)です。

 「01」はクラウドファウンディングの「Indigogo」で資金を調達して作られた製品で、出資者には2016年12月頃から出荷されていました。2017年2月1日には日本国内でも取り扱いが開始されていて、現在ではソフトバンクセレクションなどで買えるようです。

本体と取扱説明書を兼ねたノートが入っておりました

 さてこの「01」、見た目はちょっとモダンなペンなんですが、これがなかなか個性的なヤツでした。スマートフォンやスマートウォッチと繋がるペン=書いたものを保存する? と思いきや、頭の部分にローラーがついていて、コロコロ転がすことで長さを測ってくれるというものなんです。平面だけでなく、デコボコしたところ、くねくねしたところ、立体、広い空間など、スティック型の定規やメジャーでは簡単に計れないようなところでも、「01」なら転がせるところは測れてしまう。その精度は0.1mm単位。

電池(上)とローラー部分の交換パーツがついてました
おしゃれなボールペン風
頭の部分を2秒くらい触ると電源が入ってポインターが赤く光ります
あとはコロコロするだけ……

 たとえば腕の長さとか、手首や指、頭の周りの長さなんかも、メジャーがなくても転がすだけでOK。腕の長さなんて一人だと始点を固定しにくいのですが、「01」ならす~っと動かすだけ。ネットで気になる服や帽子を見つけたとき、最新の自分を採寸しないと着られるかどうか分からないわけですが、「01」をペンとして携帯していたら数秒で判明です。

 また、転がる分だけ測れるので、定規のように何度も動かして足していく手間がないのもいいですね。アプリ上で継ぎ足して測ったり、縦、横、高さなど、連続して測定しながら、別のデータとして残しておくこともできるようです。広い空間でも、ひとりで計れるところもポイント。

レーザーポインター

 転がすにしても、どこからスタート? と思いますよね。ローラーにレーザーポインターがついているので、その光を目安に始点と終点を決められます。転がしすぎたらゆっくり戻せば数字も戻るようです。専用のボタン電池で最大6カ月以上の連続使用可能だそう。新しい電池は公式サイトなどで入手できるらしいです。

 「01」はiOS 8.2以降、Android 4.4以降のスマートフォンと連携し、専用アプリに測定中の数値をリアルタイムに表示。データはそのまま保存できます。Apple Watchのアプリもあり、コロコロしながら数値を手首でも確認できます。

測りたいものの端っこにあわせて
コロコロ転がします
反対側までコロコロ
長さが表示されます
こんな感じで写真やメモ付きでデータを残せます
採寸ログ。家具やインテリアなども採寸しておくと、買い物のときに役立ちそう

 こういう測り方を想像したことがなかったので、とても新鮮。私は普段はネット通販で洋服を購入する際、自分のウエストかお尻周りくらいしか測る機会がありませんが、クリエイティブワークについている方だと、出番多いんじゃないでしょうか。

 ボールペンの書き味も滑らかで気持ちいいですし、携帯しながらいろんなものをコロコロ測ってみようと思います。ていうか、こんなコネクティッドなペン他にないので(たぶん)、飲んでるときの余興になりそうな気も(笑)。みなさんなら何を測りますか?