スタパ齋藤のコレに凝りました「コレ凝り!」

眠気が吹き飛ぶ「ギラギラ君」にハマる

試しに使ったら効果テキメン! 以後、愛用♪

 知る人ぞ知る「眠気覚まし用品」シリーズこと「ギラギラ君」(公式ページ)。クルマに乗る人にはわりとよく知られていると思われる製品で、高速道路などのパーキングエリアやサービスエリア、カーショップなどで売られています。

コーヨー化成の「ギラギラ君」。何種類かあるシリーズ製品ですが、写真のものは「オリジナル」と呼ばれるウェットシート。メントールとカフェインが含まれていて、一般のウェットシートより刺激が強く、顔を拭くとその刺激でシャキッと眠気が覚めるという製品です。メーカー直販価格は1パッケージ(15枚入り)で税込270円。

 ヒッジョーにインパクトの強いパッケージなので、一度も使ったことはなかったんですが、「ああアレか」的に視覚的に覚えていました。また、ラジオでのCMもよく流れていて、それもインパクト強め。聴覚的にも「ギラギラ君」という製品名を覚えていました。なお、ラジオCMはYouTubeのココココで聴くことができます。

 で、この製品を知ってはいたんですが、前述のとおり一度も使ったことがありませんでした。率直な話、「話の種として買う類のオモシロ製品」と思い込んでいました。

 ですが、今年の梅雨頃に運転中、あまりにも眠いので某高速道路サービスエリアに寄ってコーヒーでも……と思ったところ、またもや「ギラギラ君」に遭遇。ふと「コレってもしかしたら効くのかも!?」と思って使ってみました。

 そしたら気分一新で眠気激減。意外なほどの効果にビックリ。「このまま運転を続けると危ないかもな~仮眠しようかな~」と朦朧とした頭で考えていましたが、「ギラギラ君」使用後は「ん、コレなら大丈夫、ちゃんと走れる」と元気を取り戻せました。

 この「ギラギラ君」の使用感は、顔を拭くとメントールの刺激で顔面がヒリヒリしつつスッキリすーすーとした冷感があり、さらに皮脂が拭い去られてサッパリするというもの。刺激とサッパリ感で眠気を低減させるという、まあ気分を変えることによる眠気覚まし効果だと思います。

 ですので、効果は使う人によってかなり違うかもしれませんが、筆者にはとてもマッチ! 初使用以降、運転中にちょっと眠くなったらクルマから降りて「ギラギラ君」で顔を拭くという眠気覚ましパターンを多用するようになりました。また、仕事中や仕事前などにもちょいちょい使用。ちょっとした眠気を除去して、仕事に向けてのエンジンをかける感じで重宝しております。いわば「活入れ用ウェットシート」的に愛用中♪

これが「ギラギラ君」シリーズの全貌だッ!

 さて、「ギラギラ君」シリーズですが、現在のところ全部で8種類あるようです。基本的にはウェットシート類ですが、ほかにもタオルや飴、ドリンクもあります。

「ギラギラ君」シリーズ各種。主に高速道路のサービスエリア売店やパーキングエリア売店で販売されています。カーショップで売られていることも。

 各種を具体的に挙げてみますと、まずフェイシャルシート類が4種あります。それぞれ、金色パッケージの「オリジナル」(公式ページ)とそのビッグサイズの「大判」(公式ページ)、さらに80枚入りの「ボトル」(公式ページ)、そして強力な刺激がある「Zスーパーストロング」(公式ページ)です。

 それから、顔以外用が2種。1枚で体中拭ける特大サイズの「スッキリタオル」(公式ページ)や、マスクに入れて使う「マスク用ウエットシート」(公式ページ)です。

 そして食品が2種類。キャンディの「眠気スッキリ飴」(公式ページ)とドリンクの「眠気スッキリ液」です。

 入手性がちょっと特殊な感じで、前述のとおり高速道路のサービスエリア売店やパーキングエリア売店で売られていますが、製品によってはなかなか在庫と巡りあえないことも。筆者的経験では、「オリジナル」や「Zスーパーストロング」はよく見かけますが、それ以外はあ~んまり見かけません。富士山が見えるエリアの大きめサービスエリアだと入手性が良いような……気がしたりもします。コーヨー化成オンラインストアで一部「ギラギラ君」シリーズを買うこともできます。

「ギラギラ君」シリーズ各種の使用感

 続いて、「ギラギラ君」シリーズ各種の使用感をレビューしてみましょう。まずはフェイシャルシート類から。

左写真は左から「オリジナル」(シートサイズ150×200mm/15枚入り/メーカー価格税別250円)、「大判」(シートサイズ200×300mm/10枚入り/メーカー価格税別250円)、「ボトル」(シートサイズ140×200mm/80枚入り/メーカー価格税別500円)。右写真は「Zスーパーストロング」(シートサイズ150×200mm/15枚入り/メーカー価格税別250円)です。

 上の左写真の「オリジナル」「大判」「ボトル」は、サイズや枚数が違いますが、使用感はほぼ同じです。ウェットシートで顔を拭くわけですが、拭いたら即、顔がスッキリすーすー&ちょっとピリピリ痛むという感じ。刺激と冷感で目が醒める感覚です。拭き方にもよりますが、どうでしょう、15~20分くらい刺激と冷感が続き、その間に徐々に眠気が消えていくというイメージです。

 黒いパッケージの「Zスーパーストロング」は、上記3種よりさらに刺激を強めたタイプ。拭くと顔中ヒリヒリで強い冷感があり、人によっては「目を開けられない!」と感じる強い刺激になるかもしれません。パッケージには「強烈な刺激です。覚悟してご使用ください」とあります。筆者の場合、あくび連発の眠気があっても、この「Zスーパーストロング」を使うとだいぶ眠気がなくなります。

 なお、これら製品にはメントールの強い香りに加えて、カフェインも含有しています。「カフェインって飲まなくても効果あるのかな?」と思って調べてみたら、皮膚からも吸収されるそうです。また、気化したカフェイン成分を吸い込んで吸収することも考えられますので、カフェインによる眠気覚まし効果もあるのでしょう。

 それから顔以外用のウェットシート類。「スッキリタオル」と「マスク用ウエットシート」です。

左が「スッキリタオル」(シートサイズ600×300mm/5枚入り/メーカー価格税別500円)で、右が「マスク用ウエットシート」(シートサイズ150×200mm/15枚入り/メーカー価格税別250円)。

 まず「スッキリタオル」ですが、手ぬぐいくらいのサイズがある大きなウェットシートです。フェイシャル用ウェットシートより伸縮性がある不織布で、より湿り気が多いという印象。首とか腕とかをガンガン拭けるわけですが、湿り気やシートサイズが十分あるので、1枚で体全体を拭くこともできます。

 で、拭いた感じがヒッジョーに爽快。とくに汗をかいた後に使うと、汗のベタつきが一気に拭われてスッキリ。同時にメントールの爽快感と冷感で冷え冷えな感覚に。先日の猛暑日にバイクに乗りましたが、休憩時にコレで頭から首から体まで拭いたら、一瞬で爽やか~涼しい~超キモチイイ! みたいな。なお、この「スッキリタオル」にもカフェインが含まれていますが、眠気覚ましというより、汗ばむ季節の体拭き用使い捨てタオルとしてナイスだと思います。

 それと「マスク用ウエットシート」。マスクの内側、口が当たる部分に置き、口とマスクで挟むようにして使うシートです。カフェイン成分は含まれないようですが、メントールの香りと刺激があります。湿り気は抑えめ。

 実際に使った感じは、予想以上に刺激的で、息を吸うたびに口腔内に超クールな刺激が伝わり、メントールの爽快感がダイレクトにキますので、目というか意識がシャキッとする感じ。また、前述のフェイシャルシートなどよりも刺激が長時間続くようにも感じられます。それと、メントールの刺激からか、鼻の通りが良くなるような感じもあり、もしかしたら花粉症の季節に使うとキモチイイかもしれません。

 それから食品類。「眠気スッキリ飴」と「眠気スッキリ液」です。どちらもカフェイン入りです。

棒の先にボコボコ突起付きのキャンディがある「眠気スッキリ飴」。強いメントール風味です。メーカー価格税別200円。
形容しがたい味がする「眠気スッキリ液」。濃い茶褐色、醤油のような色の液体です。65ml入りでメーカー価格税別300円。

 チュッパチャプス的なキャンディーの「眠気スッキリ飴」ですが、メントール風味の辛口キャンディというイメージ。強いハッカ飴で甘み少なめって感じです。スースーする味なので、それだけでも少々の眠気覚まし効果があると感じられますが、ボコボコの突起が独特。このボコボコが口のなかで舌や歯に当たるんですけど、コレが「ウザい」し「いちいち気になる」という感じ。口のなかに否応なしに刺激が発生するからか、意外なほど「眠気を忘れる効果」が感じられます。でもオイシイという気分では食べられませんけど。

 それから「眠気スッキリ液」。ボトルに「何っ!? この味」とプリントされていますが、ホントにそうです。通常は冷やして飲むわけですが、うす甘くて微妙にメントール風味で……オイシイとは言い難く、でもオエッとなるほどマズくもなくて……何コレ? みたいな。冷やさないで飲むとその風味がさらに増すので、もっと微妙な味になっちゃいます。上記「眠気スッキリ飴」を溶かして液体化して薄めると、こういうような味になるのかもしれません。

 この「眠気スッキリ液」に関しては、ほかの製品にはスッキリ感とか爽快感とかスースー感があるぶん、な~んかこう謎の味わいということばかり印象に残り、な~んだか「ホントに効果あるのかなぁ」みたいなモヤモヤ感が残ります。ただ、この記事を書きつつチビリチビリと飲んでいたら、記事後半にさしかかって、なんかさっきより目が冴えて頭がスッキリしているような気がします。

 てな感じの「ギラギラ君」シリーズ。その効果は人によると思うんですが、ハマれば気持ち良く使えて眠気もスッキリさせることができると思いますので、興味があればゼヒ。

 なお、筆者のオススメは、刺激最強レベルのギラギラ君「Zスーパーストロング」で顔をガッシリ拭いてギラギラ君「眠気スッキリ飴」を口のなかでガリゴリ転がしての眠気除去。この組合せに、けっこー助けられております。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。