≪新刊立ち読み≫スマートフォンのはじめかた

「iPhone/iPad完全無料の仕事術」

「iPhone/iPad完全無料の仕事術」

2-2 iPhone/iPadでいつでもどこでもメールチェック

 本コーナーでは、「できる」シリーズをはじめとしたスマートフォン関連の新刊を立ち読み形式で眺めながら、スマートフォンの基本的な使い方や便利な使い方をご紹介していきます。

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(77~80ページより)
 iPhone/iPadでGmailの読み書きができるように設定しましょう。iPhone/iPadの標準の連絡先も、Gmailの連絡先と同期できます。

「メール」と「Gmail」どちらを使う?

 iPhone/iPadでGmailを使うには、標準の「メール」を使う方法と、Gmailの公式アプリを使う方法があります。ブラウザーから利用することもできますが、モバイル版のサイトよりアプリのほうが使いやすくなっています。

 標準の「メール」とGmail公式アプリのどちらがよいかは好みの問題ですが、どちらにもメリットとデメリットがあります。

 標準の「メール」の便利なところは、受信メールボックスの「全受信」で端末に追加したすべてのアカウントのインターネットメールを一度にまとめて読めることです。また、あとで説明する方法で「連絡先」を同期させれば、メールの宛先をウェブ版Gmailで登録した連絡先からも選択することができます。

 Gmail公式アプリでは、GmailとGoogle Appsのメールしか読み書きできません。複数のアドレスを登録することはできますが、別のアドレスのメールを同時に開くことはできず、アカウントを切り替える必要があります。メールの宛先はGmailアプリでメールをやり取りした相手とiPhone/iPadの連絡先からしか選べません。

 Gmailのほうがすぐれている点としては、「重要な未読メール」「スター付き」やチャットなど、ウェブ版と同様の機能が使えることです。全文検索機能も強力です。

Gmail公式アプリ。重要な未読メール、スターなどのフィルターやチャットなどウェブ版Gmailと同様の機能があり、プッシュで受信するので、リアルタイムでメールを確認できる。
標準メールアプリは「受信」-「全受信」で複数アドレスのメールを一度に確認できるほか、「アカウント」でアカウントを選んで下書きや送信済みメールを確認できる

 また、標準メールアプリにGmailのアカウントを追加した場合は手動でメールを受信するか、15分から1時間の間隔でサーバーからメールを受信しますが、Gmailアプリはサーバーからリアルタイムでメールを受信するので、より早く新着メールを確認することができます。

 同じアドレスをどちらにも登録しても問題ないので、どちらも使えるようにしておき、複数アカウントのすべてのメールを見逃したくない場合は標準アプリを、Gmailだけ読み書きしたい場合は、Gmailアプリを使うとよいでしょう。

 標準メールアプリでGmailを使うには、iPhone/iPadの「設定」で「メール/連絡先/カレンダー」にアカウントを登録します。すると、標準メールアプリがGmailと、グーグルカレンダーが標準のカレンダーと同期できるようになります。なお、ウェブ版のGmailに追加しているプロバイダーのアカウントなどは反映されないので、読み書きしたいアカウントはプロバイダーの資料などを参考にして、すべて追加してください。

Gmailアプリから直接Gmailの連絡先は開けないので、iPhone/iPadの連絡先をGmailと同期しておいて「端末の連絡先から選択」で呼び出す

 Gmailアプリは、最初の起動時に表示される設定画面で設定するか、[設定]メニューでアカウント情報を開き、アカウントを登録します。

 通知センターで新着メールの通知が重複してしまうので、通知の設定でどちらかだけを有効にしておきます。

 Gmailの連絡先をiPhone/iPadと同期するには、さらに「CardDAV」にグーグルアカウントを追加します。

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書名iPhone/iPad完全無料の仕事術
著者村上俊一
価格1,260円(本体1,200円)
判型四六判 256ページ
発売日2013年1月25日
発行株式会社インプレスジャパン
発売株式会社インプレスコミュニケーションズ

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