≪新刊立ち読み≫スマートフォンのはじめかた
「Androider+」10月号

即!メモ習慣で情報を逃さない!


 本コーナーでは、「できる」シリーズをはじめとしたスマートフォン関連の新刊を立ち読み形式で眺めながら、スマートフォンの基本的な使い方や便利な使い方をご紹介していきます。

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(96~97ページより)
 メモの基本は、「すぐにメモ」すること。あとでメモしようと思っても、一度忘れたものはなかなか思い出すことはできない。ここでは、そういった機会損失を避けるコツを伝授しよう

仕事術一 書類はPDFで即保存すべし!

 得意先での打ち合わせで、紙の資料をもらうことがある。こんなときは「ちょっと失礼……」と一声かけてスマホを取り出し、すぐにPDFで保存してしまおう。あとは会議の後、メモを書き加えた資料、会議音声、ノートのメモをひとつのファイルとして追加で保存すれば、その会議の議事録は完ぺきだ。あとでチームのメンバーと情報を共有する場合でも、まっさらな資料をプリントできる。

CamScanner
-スキャン・PDF作成
無料
IntSig Information Co.,Ltd
カメラで撮影した画像をデータ化し、PDFファイルとして保存できる。トリミングや画像補正も可能
「CamScanner」で画像を取り込むと、画像を自動補正してくれる。画像が斜めでも補正できるので、気軽に保存しよう

仕事術二 外出中のひらめきは音声メモ

 デスクで考え込んでいるとなかなか浮かばないアイデアが、歩いているときに突然ひらめく、こんなことはないだろうか? とはいえ、外だとメモする余裕がなく、つい「後でいいや」と思ってしまいがち。そんなときは音声メモを活用しよう。こういうひらめきはその場でメモしなければ、二度と出会えないこともある。歩きながらでもいいので、忘れてしまう前に、どんな形でもメモしておくように心がけるべし!

時間がなくても、タグだけはつけておこう。せっかくのアイデアが埋もれてしまってはもったいないアイデアには専用のタグを付けておくと、アイデアだけを一覧表示できる。見比べたり、ひらめきとひらめきを組み合わせたりと便利だ

仕事術三 メモの基本は手書き!

 Androidでメモする際、ソフトキーボードやテンキーですべての情報を記録するのは難い。ちょっとしたアイデアや疑問なら問題ないが、例えば会議のメモをスマートフォンでとるのは不可能だ。検索精度は落ちてしまうが、紙のノートやメモ帳を使い、逃さずメモすることを優先させよう。当然、手書きの方が早いし、イラストや図でメモできることもメリット。ノートを後から撮影し、Evernoteに送ってしまえばそれで問題ない。

ちょっとしたメモでも断然手書きが早い。メモ帳やノートも毎回同じである必要がないので、急にメモが必要になっても問題ない一覧画面では、画像のサムネイルが表示される。アップで撮影すれば十分、内容も読めるレベルだ。ちょっとしたメモの時にオススメ

仕事術四 名刺はその場で画像保存!

 名刺管理はEvernoteが便利。画像なら紛失する心配もなく、ノートの情報から目当ての名刺を検索できる。このとき、GPSも活用するとさらに便利になる。名刺をもらう場所は取引先や営業先が大半。用事をすませて会社を出たら、すぐに撮影してGPSでログをとる。保存忘れを防ぎつつ、再訪時に場所を検索する手間が省ける。記憶が新しいうちに、相手の特徴や仕事内容なども忘れずメモしよう。

Bizcaroid
500円
OMRON Software Co.,Ltd.
OCR機能を使って、名刺の情報を読み取る。精度が高く、有料版ならGoogleコンタクトにも登録できる
BizcaroidのOCR機能は秀逸。フォントにもよるが、かなり正確に読み込む。そのまま電話帳に保存も可能で、Evernoteとも連携する
Androidスマートフォンのカメラなら、細部まで確認するのに十分なレベルだ。OCR機能で画像の文字を検索することもできるBizcaroidを使えば、自動的に「名刺」タグを付けて保存してくれる。このタグを選べばすべての名刺画像が表示される

仕事術五 驚きと疑問がアイデアを生む!

「Evernoteはどう使う?」。この疑問を解決するだけで、仕事術のページを作ることもできた

 新しいアイデアや企画を考える際、その元となることが多いのが「驚き」や「疑問」。例えば「心地よいフレーズ」、「カッコイイデザイン」などが驚きで、「何でこれが売るのか」「このシステムはなんでこんなに使いにくいのか」などが疑問。特に疑問は、それを解決するだけで新しい企画になりうる重要なもの。特に気になるものは、徹底的に調べておこう。もしかしたら、大ヒット商品が生まれるかも!?

“忘れる前にメモ”の習慣を身につける

 何かひらめいたり、覚えておきたいことがあるなら、何も考えずにとりあえずメモが一番。一度メモしてしまえば、もうその情報は“忘れていい”のだ。それを「後で」と思って忘れてしまうのはもったいない。書けなければ録音しておけばいい。大事なのは、高価なメモ帳でも難しいテクでもなく、すぐにメモをする、たったこれだけ。後から思い出せる状況を作っておけばそれで問題ない。情報は逃さず保存して、仕事の質を向上させるべし!

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書名Androider+ 10月号
価格780円(税込) 電子版600円(税込)
判型A4変形 128ページ オールカラー
付録スマホの基本&便利ワザ99 A5 64ページ
発売日2011年8月18日(木)
発行株式会社インプレスジャパン
発売株式会社インプレスコミュニケーションズ

書籍の詳細

(編集部)

2011/9/22 10:00