特別企画
モトローラ「Moto G5 Plus」レビュー。高速AFでスナップ撮影が快適! クラス最高峰のカメラ性能を持つSIMフリースマートフォン
提供:モトローラ・モビリティ・ジャパン
2017/03/31
モトローラ・モビリティ・ジャパンから、「Motoシリーズ」の最新スマートフォン「Moto G5」「Moto G5 Plus」の2機種がリリースされた。
注目の上位機種となる「Moto G5 Plus」は、2つのSIMカードを同時に待ち受けできるDSDS(デュアルSIM、デュアルスタンバイ)対応機の先駆けとして、昨年人気を集めた「Moto G4 Plus」の後継モデル。引き続きDSDSに対応する一方で、デザインやカメラ性能を大幅にアップデートし、より付加価値の高い一台へと進化している。新たに投入された姉妹機の「Moto G5」とあわせて、進化のポイントをひとつずつ紐解いていこう。
進化のポイント1:デザイン
楽しく格好良く、遊び心に溢れる新Moto Gシリーズ
上下のラインが緩やかに弧を描く形状とフラットなディスプレイという、モトローラらしいデザインでひと目で他のスマートフォンとは違うとわかる「Moto G5 Plus」。背面に向かうほどカーブが強くなるフレームの形状も独特だが、使ってみるとこれが手にほどよくフィットし、片手でも操作しやすいことがわかる。また背面には新たにアルミ素材を採用。金属素材ならではの上質さがより感じられる仕上がりになっている。
進化のポイント2:カメラ
速い!明るい!瞬間を逃さない高性能カメラを搭載
デザインとあわせて「Moto G5 Plus」の特長となっているのが、「デュアルピクセルAF」を搭載する1200万画素のメインカメラだ。
デュアルピクセルAFは、デジタル一眼レフカメラにも採用されている最新のAF技術で、イメージセンサーの個々のピクセルを、それぞれ2つのフォトダイオードで構成することで、すべての画素に位相差AFの役割を持たせるもの。従来のように点ではなく、広い面を使ってピントがあわせられるので、高速かつ確実に被写体を捉えられるのが大きなメリットだ。
遠近の撮影対象を切り替えてもすぐにAFが追従する。フォーカスポイントの多さ、広さも確認できる
子供や動物のような動く被写体にも強いほか、本機カメラ機能のもうひとつの特長である、スマートフォン最高レベルのF値1.7という明るいレンズを活かし、暗いシーンでも素早くブレのない写真撮影が可能。たとえば、子供がケーキのろうそくを吹き消す瞬間など、動く被写体と暗い部屋という、これまでのスマホカメラにとっては最悪のシチュエーションでも、「Moto G5 Plus」のカメラならシャッターチャンスを逃さずに撮影ができる。
メインカメラの作例
さらに写真撮影が手軽になるMoto Actionが秀逸
シャッターチャンスを逃さす撮影できるカメラの強味をさらに引き出すのが、モトローラ独自の「Moto Action」機能だ。
例えば、手首を素早く2回ひねる動作でカメラを起動できるので、街を歩いていてこれはというシーンに出会ったら、「Moto G5 Plus」を素早くひねってカメラを起動。デュアルピクセルAFだから、ピント合わせもレンズを向けるだけだ。
本体をひねってカメラ起動し即撮影。タッチシャッターをオンにしておけばボタンを探す必要もない
これまでならわざわざカメラを起動するのも気が引けて、撮影を見送っていたようなシーンでも、「ひねって」「向けて」「シャッターを切る」だけという素早さと手軽さ。スナップショット撮影が、もっともっと身近なものになるはずだ。
Moto Actionでは、ディスプレイ下の指紋センサーに、ナビゲーションバーの機能を割り当てることもできる。通常はディスプレイ内に表示される、「ホーム」や「戻る」、「履歴」ボタンを、指紋センサーのタッチや、左右へのスワイプの動作に置き換える「ワンボタンナビ」がそれ。オンにするとディスプレイ内にナビゲーションバーが表示されなくなるため、その分だけ画面を広く使える。カメラを起動する際も、全画面で被写体を表示できるというわけだ。
また、「Moto G5 Plus」はモトローラ独自のアプリは最小限に抑えられており、OSとして採用されているAndroid 7.0が、ほぼ素のままの「ピュアAndroid」となっている。余計な独自機能でメモリーを消費しない、カスタマイズの自由度が高いなど、「ピュアAndroid」の採用には様々なメリットがあるが、中でも重要なのがAndroidのセキュリティアップデートや、新しいOSへのアップデートが、早いタイミングで行えるということだ。実際に「Moto G5 Plus」には、Android OSの次期バージョン「Android O」へのアップデートが確約されている。
Google独自のスマートフォンブランドである「Nexus」シリーズや日本未発売の「Pixel」シリーズ、Googleが定めた仕様に則った「Android One」以外のメーカー端末で、次期OSへのアップデートがこれだけ早い段階から保証されているケースは稀。かつてはGoogle傘下にあり、今でも技術者同士の交流が活発だというモトローラならではのメリットと言えるかもしれない。
進化のポイント3:パフォーマンス
人気の位置情報ゲームもストレスなしの充実スペック
搭載されているのが「ピュアAndroid」であるということも、あるいは影響しているのかもしれないが、「Moto G5 Plus」はクアルコム製のSnapdragon 625という、CPUの性能としてはミドル~ミドルハイクラスのチップセットを採用しながら、ハイエンドモデルとの差をほとんど感じないくらい、ストレスのない操作性を実現している。
4GBとたっぷりのメモリーが効いているのか、高画質な動画の再生やゲームプレイも不満を感じることはほとんどない。またジャイロセンサーも搭載されているので、人気の位置情報ゲームもAR表示でしっかり楽しめる。この位置情報ゲームはバッテリーの消費が激しいことでも有名だが、「Moto G5 Plus」は3000mAhとバッテリー容量も十分。15分の充電で6時間駆動できるなど高速充電にも対応している。
また冒頭にも紹介したように、デュアルSIM、デュアルスタンバイにも対応し、仕事用の回線とプライベート回線と1台で使い分けることも可能。これだけのパフォーマンスの良さ、スペックの充実度に対し、3万4800円という想定販売価格のコストパフォーマンスは高いと言えるだろう。
姉妹機の「Moto G5」も指紋センサー、1300万画素カメラ、DSDSなど対応
対する姉妹機の「Moto G5」は、デュアルピクセルAFこそ搭載しないものの、1300万画素のメインカメラにビューティーモードが使えるフロントカメラ、「Moto G5 Plus」と同様のMoto Action、指紋認証機能を搭載。
人気の位置情報ゲームが楽しめるジャイロセンサーも搭載しながら、想定販売価格が2万2800円と、さらに手頃な価格で買えるスマートフォンになっている。加えて夏以降のアップデートでは、DSDSにも対応予定とのこと。「Moto G5 Plus」もそうだが「Moto G5」も、DSDS対応のスマートフォンの中では比較的対応バンドが多く、国内のドコモ、ソフトバンク回線はもちろん、海外でも応用範囲は広い。対応バンドの多いDSDS対応スマートフォンを、安価に入手したいという人にもおすすめだ。
手ごろな価格ながら満足度が高く、長く使える一台
「Moto G5 Plus」はデザイン、カメラ、パフォーマンスのどこを切り取っても過不足がない、多くの人にとってちょうどいいスマートフォンと言えそう。販売価格が倍近くするハイエンドモデルに比べれば、スペック的に見劣りする部分はあるものの、ほかにはないモトローラらしいデザイン、高速AFで明るくキレイに撮れるカメラ、何をするにもストレスのない操作性の三拍子が揃い、さらにピュアAndroidで次世代OSでのアップデートも確約されているとなれば、長くつきあえる相棒としての条件は十分だろう。より手頃な価格の「Moto G5」ともども、今年ヒットの予感を感じさせるスマートフォンだ。
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Moto G5 Plus
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