知っておきたいケータイカメラ最新機能

被写体が動いてもフォーカスを


 高画素化・多機能化が進む携帯電話のカメラには、知っておくと便利な機能が数多く搭載されている。「手軽にきれいな写真」を撮るには、知っておいて損はない。

 スポーツしている人や、はしゃぎまわる子供、素早く走るペットなど、カメラで撮りたいモノの1つは“動き回る被写体”だろう。一眼レフカメラのように、シャッターの速度などを手動で設定できるのであれば、問題なく撮影できるかもしれないが、パっと思いついたときに撮れるのがケータイの良さ。そんなときに使いたいのが“被写体を自動的に追いかけながら焦点(フォーカス)を当て続ける”という機能だ。

 この機能は、「トラッキングフォーカス」「追っかけフォーカス」「チェイスフォーカス」「ついてくフォーカス」など、メーカーによって異なる名称になっていることがある。一般的に浸透している名称ではないが、「被写体自動追尾」「自動追尾フォーカス」といった総称になることが多いようだ。

 “撮りたい被写体”をきちんと認識できることから実現した機能であり、最近の携帯電話だからこそ搭載されてきた機能だ。オートフォーカスを継続する“コンティニュアスAF”も使うことで、より一層、被写体をキレイに撮影できるようになっている。機種によっては、手動でON/OFFを切り替えるものもあり、撮りたいシーンを逃さないよう、ON/OFFボタンを覚えておくのがいいかもしれない。

被写体の自動追尾機能
対応機種
(09年冬のみ、一部未発売)
NTTドコモF-01B、F-02B、F-03B、F-04B、N-01B、N-02B、SH-01B、SH-02B、SH-04B、P-01B、P-02B、P-03B
auCA003、CA004、SH003、SH004、BRAVIA Phone U1
ソフトバンク940SH、941SH、940P
SH-07Aでの撮影。画面右下に「チェイスフォーカス」のアイコンが表示され、焦点を示す枠は青みがかった緑色にSH-07Aでの作例。リンク先は1944×2592ピクセル、1.65MB
F-02Bでの撮影画面。側面の上キーを押せばトラッキングフォーカスがONになるF-02Bでの作例。リンク先は2448×3264ピクセル、4.92MB、一部加工。

 

(関口 聖)

2009/11/25 11:00