気になるスマホのあの機能

　スペイン・バルセロナで開催されたサムスンの新製品発表会「Galaxy Unpacked 2015」で登場したAndroidスマートフォン「Galaxy S6」「Galaxy S6 edge」の2モデル。同発表会で印象に残ったのは、Galaxy S6のカメラ機能を具体的にiPhone 6 Plusと直接比較していたところだった。

発表会の中で紹介されたiPhone 6 Plus（左）とGalaxy S6（右）で暗い場面を撮影した際の比較

　発表会の中で直接のライバルであるiPhoneを名指しで比較紹介すること自体、なかなか珍しいことだが、実際のところ、そんなに違いがあるものなのか。発表会での比較とは若干異なる組み合わせとなるが、サムスンから発売前のGalaxy S6 edgeのサンプル機を借り、手元のiPhone 6と写真や動画を撮影してみた。

　まずは本誌「新製品SHOW CASE」でおなじみの色鉛筆撮影。蛍光灯下での撮影で、どちらも同じように写っており、カメラの画素数以上の違いは感じられない。

iPhone 6で撮影（クリックで拡大）

Galaxy S6 edgeで撮影（クリックで拡大）

　続いて発表会で違いをアピールしていた暗い場所で人物の後ろに光源があるシーンの静止画。人物の顔はもちろんだが、Galaxy 6S edgeでは周辺や背景のビルもくっきり写っていることが分かる。

iPhone 6で撮影（クリックで拡大）

Galaxy S6 edgeで撮影（クリックで拡大）

　最後に同じく暗い場所で人物の後ろに光源があるシーンの動画を撮影してみた。確かに発表会でアピールしていたような結果が得られた。

　ありとあらゆる場面での撮影を試したわけではないが、少なくともサムスンが発表会で示したような暗い場所については、Galaxy S6 edgeの方が静止画も動画もしっかり撮影できるというのは嘘ではないようだ。