レビュー
ドコモのhomeでんわ、どう使う? 専用機種「HP01」の外観と使い方をチェック
2022年4月4日 00:00
NTTドコモは29日、固定電話サービス「homeでんわ」の提供を開始した。固定電話番号をドコモのモバイルネットワークで利用できるサービスで、「homeでんわ ライト」(月額1078円)と「homeでんわ ベーシック」(月額2178円)の2つのプランが用意される。
「homeでんわ」を利用する際には、専用機種「homeでんわ HP01」や固定電話機が必要となる。本記事では、「HP01」の外観と、サービスの使い方の流れをご紹介する。
なお、「homeでんわ」は固定電話サービスのため、申し込めるエリアは決まっており、利用場所は申込時に届け出た住所のみ。今回、いち早くご紹介することを目指し、NTTドコモよりSIMなしの状態で借り受けた。これは、先述した通り、固定電話として使うものであり利用できる場所が限定されるためで、「HP01」を実際には使っていないことをご了承いただきたい。
外観のフォトレビュー
「homeでんわ HP01」のサイズは、約42×95×95mm。広げた手のひらに収まるようなコンパクトさで、重量も約184gと軽く、置き場所に困るようなことは少ないはずだ。
カラーリングはダークグレー(Dark Gray)の1色のみ。マットな質感が特徴的で、手触りもさらさらしたものになっている。
専用のACアダプターで駆動するしくみ。試供品のモジュラーケーブルや、「かんたんセットアップマニュアル」も付属する。
使い方の流れ
「homeでんわ」を利用するためには、固定電話のほか、前述の「homeでんわ HP01」を購入して「homeでんわ プラン」を契約する必要がある。サービスの対象エリアも限られているため、事前にチェックしておきたい。ちなみにサービスの対象エリアは準備が整い次第追加されるとのことだが、どういった要素が必要なのかは明らかにされていない。
端末が届いたときの手順
まずはドコモショップなどで販売されている「HP01」を購入し、同端末が手元に届いたら、SIMカードを差し込んで電源を入れる。サービス申込時に届け出た住所で電源を入れなければならないため、 注意が必要 だ。
電話番号を引き継ぐ場合の注意点
これまで使っていた電話番号を引き続き使う場合は、事前に案内される利用開始日になったら、メールで作業開始の連絡が届く。それまでは「HP01」の電源をオンにしておく必要がある。
固定電話機と「HP01」を接続
続いて、「HP01」に同梱されている「接続ガイド」を確認し、 固定電話機と「HP01」を接続 する。これまで使っていた電話番号を継続して使う場合は、開通完了後、契約成立日などの通知がSMSまたは郵送で届く。
「HP01」の「telランプ」が緑に点灯したら、利用にあたっての準備は完了。通常の固定電話と同様、発信先の電話番号をダイヤルすることで電話をかけられる。
緊急通報への対応可否を含む、「homeでんわ」の主な機能
「homeでんわ」では、固定電話や携帯電話のほか、050IP電話や国際電話も利用できる。
また、停電時を除き、警察(110番)や消防(119)、海上保安本部(118)といった緊急通報にも対応する。緊急通報時は、緊急通報受理機関に対し、固定電話の番号ではなく携帯電話の番号が表示される。
そのほか、時報(117)や天気予報(177)、災害用伝言ダイヤル(171)などの各種“3桁特番”にかけることも可能となっている。
なお、 停電時は緊急通報を含むすべての通話ができなくなる 。
付加機能
付加機能として、FAX機能付きの電話機を使っている場合はFAXを無料で利用できる。
かかってきた電話を事前に指定した番号に転送する「転送でんわ」(月額550円)や、非通知の着信に対して音声メッセージで応答する「ナンバー・リクエスト」(月額220円)などのオプションも用意されている。
- FAX(無料)
- 通話中着信(月額330円)
- 転送でんわ(月額550円)
- 発信者番号表示(月額440円)
- ナンバー・リクエスト(月額220円)
- 迷惑電話ストップサービス(月額220円)