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【povo2.0徹底攻略(その3)】タブレットやノートパソコンにも便利な「povo2.0」
2021年11月12日 00:00
KDDIのオンライン専用プラン「povo2.0」が登場して早1カ月。「基本使用料0円」と、安さではこれ以上ないインパクトのある料金プランに興味津々の人は多いだろう。
使いたい機能だけを追加して自分好みのプランに仕立て、余計な支出をグッと抑えられる点も使い始めるとおもしろく、筆者も久々に料金サービスにワクワクしながら利用している一人だ。
そんなpovo2.0、ただ安いだけではなく上手に使うことで今までにない便利を享受することもできる。
本連載ではpovo2.0の安さ以外の便利やお得といった魅力をご紹介していく。今回ご紹介する内容は、KDDIから動作こそ保証されていないが、特に制約もなく利用できるものとなっている。
「たまの通信」だから、タブレットやノートパソコンに最適
繰り返しになるが、povo2.0の基本使用料は「0円」だ。
維持費が全くかからないし、0円の状態でも通話も利用できるし、速度は128Kbpsに制限されるもののデータ通信も行える。
これがメインで利用しているスマートフォンであれば、移動中にデータ通信を行わないということはないだろうし、最近ではQRコード決済などデータ通信が利用できないと不便する場面も多い。
そのためスマートフォンで使う場合は「0円」であることよりも、自分好みの通話定額やデータ量を追加し余計なコストをかけず理想のプランで利用できるのが、povo2.0の一番の魅力だろう。
しかしスマートフォン以外の、たとえばタブレットやノートパソコンだと通信料への考え方は大きく変わってくる。
コロナ禍でなくても移動中の利用よりは自宅やオフィスなど、Wi-Fiの利用できる場所で広げて使うため、いくらどこでも通信できるセルラーモデルの利便性に魅力を感じていても「たまの通信」に毎月の維持費を払い続けるのは契約のハードルが高く感じるだろう。
そんな「たまに外で使う」にピッタリ合うのがpovo2.0だ。
筆者が現在愛用しているタブレットは2021年モデルのiPad Proで、購入からそろそろ半年が経とうとしているが、専ら自宅や打ち合わせ先などWi-Fiが利用できる場所でしか使っていない。
これまでにも2~3年おきにiPadを買い替えているが、そのどれもWi-Fiが使える場所で利用するのが主だった。稀に旅行の移動時間に動画を視聴する場面ではモバイル回線を用いた通信をヘビーに利用するが、それも年に数回しかない。
その程度の利用であればスマートフォンからのテザリングでも十分だったかもしれないが、一度、タブレット単体で通信できる快適さを知ってしまうと、次もセルラーモデルが欲しくなり、ここまでずっとセルラーモデルだけを購入している。
たまに使うセルラーモデルのモバイル回線の維持費は毎月平均すると2000円ほど。これを2~3年間支払っていると考えると、たまの出番しかない回線に支払った通信料で新しいタブレットがもう1台買えてしまう計算になる。もちろん、全く通信を利用していないわけではないので無駄ではないが、できれば通信料としては圧縮したいというのが本音だ。
そこで出番がやってくるのがpovo2.0だ。
基本使用料が0円なので普段出番がないときは維持費をグッと抑えることができる。そして移動中にガッツリ通信を行いたい場合は「データ使い放題(24時間)」のトッピングを行えばデータ容量を気にすることなく、フルスピードで通信を利用できる。
もし旅行の往復に使うのであれば330円×2回の660円となり、今まで支払ってきた維持費よりも安くなる。
同様にSIMカードが挿せるノートパソコンも筆者は愛用しているが、こちらも普段はWi-Fiで通信することがほとんどなので、iPad同様にpovo2.0のSIMカードを挿して「使うときだけトッピング」にし、維持費をグッと抑えることにした。
なお、ここまでiPadやノートパソコンとの組み合わせを推したものの、冒頭で触れたように、本稿執筆時点でpovo2.0の動作確認端末にこれらの端末は含まれていない。
とはいえ制約がかけられているものではなく、筆者自身が使ってみて特に不自由もない。多くの機器でも正しく設定すれば使えるだろう。
今回は、iPadやノートパソコンなど「普段はWi-Fiで通信が主な機器」とpovo2.0の組み合わせを例に挙げたが、これら以外にも「たまにしかモバイル通信はしないが、維持費がかかっている機器」や「できればSIMを挿しておき、たまに外で使いたい機器」を所有している人はいるはずだ。
是非、それらの機器とpovo2.0の組み合わせで、維持費を抑えながらいつでもガッツリとモバイル通信が利用できるように備えてみてはどうだろうか。