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持ったまま振って操作、長時間駆動も可能な普及モデル「AQUOS U SHV35」

 auから発売される「AQUOS U SHV35」は、手頃な価格帯を実現しながら、長時間駆動や振って操作するUIなどで日常的な使い勝手も高めたシャープ製のAndroidスマートフォン。6月下旬に発売される。

「AQUOS U SHV35」

省エネ、高効率なモデル

 「AQUOS U SHV35」は、オクタコアCPUやIGZO液晶などでパフォーマンスと省エネ駆動の両立を図ったモデル。同じ夏モデルの「AQUOS SERIE SHV34」よりも機能・スペック面は抑え気味で、より安価で手頃な端末となることを目指しているという。機能面で言うと、SHV35はハイスピードIGZOは搭載せず、カメラのハイスピード動画撮影や光学手ぶれ補正と言った機能にも対応しない。

 一方、SHV35は3010mAhのバッテリーやIGZOディスプレイによる長時間駆動が特徴となっている。同じ夏モデルのSHV34とバッテリー容量はほぼ同等だが、SHV35は解像度が小さいため電力効率が高い。そのほかの部分でもSHV35の方が機能が少なく省電力なため、実使用時間はSHV35の方が長くなる見込みだという。機能を制限してバッテリーを持たせる「長エネスイッチ」機能も搭載している。

 SHV34など、AQUOSのハイエンドモデルと異なり、ハイスピードIGZOは搭載していないが、IGZOディスプレイの特性として、静止画や低フレームアニメーションの表示時は画面の描写頻度を下げることで省電力化できる。また、バックライトには色再現性を高めたS-Pure LEDを採用している。

使い勝手も改善

 モーションセンサーにより端末を持ち上げるだけで画面が点灯する機能や、端末をひねると直前に起動していたアプリに切り替えるツイストマジック機能、WebブラウザやSNSアプリなどで自動スクロールできるスクロールオート機能などを搭載する。

 シャープ独自のAIアシスタント「エモパー」も最新の「エモパー4.0」を搭載していて、SHV34などと機能面での差異はない。新たにヘルスケア機能が強化されていて、歩数計機能やタニタの体組成計との連動機能が追加されている。

 画質を自動で切り替えるリラックスオート機能を搭載しており、「エモパー」が識別する就寝時間になると、ブルーライトをカットするリラックス画質に自動的に切り替わる。時間帯を指定したり、手動での切り替えも可能。

 カメラは「おまかせプラス」として、くっきり、ふんわりといった、+αの絵作りや調整を簡単に行えるようになっているほか、撮影モードには花火専用の自動撮影モードなども追加されている、また、インカメラはより広角になり、美肌補正機能にも対応した。

主な仕様

 ディスプレイは約5インチ、1280×720ドット(HD)のIGZOディスプレイ。メインカメラは約1310万画素、インカメラは約500万画素。

 CPUは1.5GHz×4と1.2GHz×4のオクタコアのSnapdragon 617(MSM8952)。システムメモリは2GBでストレージは16GB。最大通信速度は下り225Mbps、上り25Mbps。無線LANはIEEE802.11b/g/n。SIMカードはnanoSIMサイズ。最大200GBのmicroSDXCカードに対応する。

 OSはAndroid 6.0。VoLTE、キャリアアグリゲーションに対応。おサイフケータイ、防水・防塵に対応。赤外線通信とワンセグ・フルセグには非対応。バッテリー容量は3010mAh。

 大きさは約71×141×8.3mm、重さは約128g。ボディカラーはミントブルー、シルキーホワイト、エレガントブラックの3色。

 本体の発売と同時に、小窓付きのフリップカバーケースなどの周辺アクセサリがau+1 collectionで販売される。

白根 雅彦

太田 亮三