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ノートPCのようにも使える、10インチタブレット「Xperia Z4 Tablet」

 ソニー製「Xperia Z4 Tablet」は、10.1インチディスプレイを搭載するAndroid 5.0タブレット。グローバル向けモデルとして3月に発表されており、今回、NTTドコモの2015年夏モデルとして発売されることになった。発売は7月下旬の予定。価格は、月々サポート適用後の実質負担額で、新規契約では3万円台半ば、機種変更は2万円台半ばとなる見込み。

 Xperia Zシリーズのオムニバランスデザインを採用した外観は、1枚の板のようなフォルム。「Xperia Z2 Tablet」と比べてベゼル(額縁)の面積は25%減って、同じディスプレイサイズながらよりコンパクトなボディになった。「Xperia Z4」と似たデザインながら、背面には細かな凹凸を付けるシボ加工が施された樹脂素材となっており、指紋が付きづらいという。

 チップセットは「Xperia Z4」と同様に、MSM8994(2GHzクアッドコア+1.5GHzクアッドコアのオクタコア構成)、32GBのストレージ、3GBのメモリとなる。Android 5.0搭載で64bit対応となり、これまでのAndroidより高速な動作が可能になったという。microUSBポートはキャップレスで防水・防塵となる。防水性能について、お風呂での利用を想定したメーカーに独自の試験を実施しており、水滴が触れても反応するタッチパネルとなっているという。

 大きさは約254×167×6.1mm、重さは約390g台となる。バッテリー容量は6000mAhで、脱着はできない。

 大画面を活かした機能として、ワンセグ、フルセグ、NOTTVといったテレビ機能をサポート。テレビ番組の録画も可能で、画質は3種類から選べる。高画質モードの解像度は放送時のサイズそのまま。標準画質(720×480)では1時間あたり1GB程度、解像度を落としたモード(560×320)では1時間0.5GB程度の容量になる。

 10インチクラスのタブレットでは珍しく、VoLTEでの通話に対応しており、ビデオコールも利用できる。

 別売りのBluetoothキーボード「BKB50」を「Xperia Z4 Tablet」に装着すると、ノートパソコンのように折りたためる。キー配列は日本向けで、キーストロークは1.2mm、キーピッチは17mm。ホームキーも用意されており、Androidならではの操作感に対応しつつ、タッチパッドも備え、画面に触れずとも操作できる。接続時にはホーム画面に専用のランチャーが表示される。

 「BKB50」の大きさは約259×170×3.4~7.5mm(ヒンジ部分除く)、重さは約365gとなっている。ドコモセレクションとして、「Xperia Z4 Tablet」の発売にあわせて提供される予定で、価格は1万5800円(税抜)。

 なお、前機種「Xperia Z2 Tablet SO-03F」で対応していた卓上ホルダーについては、端子が用意されておらず、非対応となる。

関口 聖

石井 徹