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「mineo」に2GB/3GBの新プラン、「AQUOS SERIE」も提供へ
2GBで月額1580円、3GBで2330円――8月5日開始
(2014/7/24 15:12)
ケイ・オプティコムは、モバイル通信サービス「mineo」(マイネオ)において、8月5日より新たな料金プランを提供する。新たにデータ容量が2GBのプランと3GBのプランが提供される。また端末として、「DIGNO M」に加えてシャープ製の「AQUOS SERIE」(SHL25)も提供される。
「mineo」は、auのLTEネットワークを借り受けて提供される、MVNO型のデータ通信サービス。データ通信のみの「シングルタイプ」と音声通話も可能な「デュアルタイプ」が用意されている。これまではデータ容量が1GBのみだったが、8月5日より2GB、3GBも利用できるようになる。
プラン | 端末 | 1GB | 2GB | 3GB |
シングルタイプ | ― | 980円 | 1,580円 | 2,330円 |
DIGNO M | 2,980円 | 3,580円 | 4,330円 | |
AQUOS SERIE | 4,130円 | 4,730円 | 5,480円 | |
デュアルタイプ | ― | 1,590円 | 2,190円 | 2,940円 |
DIGNO M | 3,590円 | 4,190円 | 4,940円 | |
AQUOS SERIE | 4,740円 | 5,340円 | 6,090円 |
シングルタイプの場合、既存の1GBは980円(税抜、以下同)で、新たな2GBが1580円、3GBが2330円となる。一方、デュアルタイプでは既存の1GBが1590円で、新たな2GBが2190円、3GBが2940円になる。
その他の仕様は従来から変わりなく、デュアルタイプの音声通話料(20円/30秒)も同じ。データ通信量が上限に達した後、通信量を追加するパケットチャージの価格(100MBで150円)も同じとなっている。
新たに販売される「AQUOS SERIE」(SHL25)は、Android 4.4で約5.2インチディスプレイのスマートフォン。価格は一括で7万5600円、分割で3150円×24回となる。auの2014年夏モデルとして登場したモデルと同等で、mineoでもLTEのキャリアアグリゲーション、そしてWiMAX 2+が利用できる。なお、WiMAX 2+による通信は追加料金がかからない。
既存ユーザーは、新プランへの変更が可能で、申し込むと翌月から適用される。またデータ通信だけのシングルタイプだけ利用していたユーザーが新機種である「AQUOS SERIE」を購入することもできる。
開始1カ月半で2万契約、30代~40代の男性が中心
24日に開催された、ケイ・オプティコムの記者説明会で、モバイル事業戦略グループ グループマネージャーの津田和佳氏は、サービス開始から1カ月半で、「mineo」の契約数が2万件に達したと紹介。男性の30代が21%、40代が34%であわせて半数を占め、女性の比率は全体の14%に留まっていると説明。また、関西に地盤を置きながら「mineo」では関東のユーザーが37%、中部が10%、近畿は35%となり、全国の都市圏で幅広く受け入れられている様子が明らかにされた。
また、2万契約のうちデータ通信対応のシングルタイプを選んでいるのは56%(内訳は50%がサービス単体、6%が端末とセット)、音声通話対応のデュアルタイプは44%(サービス単体が30%、端末セットが14%)となった。端末とセットで購入しているのは全体の20%とのことで、同社の想定を超え、約5000台近く、販売してきたという。
サービス開始当初は、システムのトラブルがあったものの、1日で復旧。現在は申し込みから数日でパッケージを提供できるとのこと。
月間通信量、64%が3GB以下
これまで1GBプランだけだったが、ユーザーの中でパケットチャージの利用が多いこと、当社調査で3GBまでにおさまるユーザーが64%に登ることから、新プランが提供されることになった。
主にITリテラシーの高い層から支持されているとのことで、これまでは他のMVNOからの乗り換えも多く、津田氏は価格面でも他社をリードしていると胸を張る。新プラン提供後も、現在、mineoを利用する層が引き続きメインターゲットになるとの予測も示された一方で、主婦層など他のユーザー層向けの取り組みは今後の課題とする。
また端末ラインアップとしても、次には低価格帯のスマートフォンを念頭に起きつつ、ルータータイプも検討していることが明らかにされた。