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キヤノンMJ、「スマホで証明写真」アプリ提供開始

 キヤノンマーケティングジャパンは1日、スマートフォンで撮影した写真を利用して証明写真を作成できるアプリ「スマホで証明写真」の提供を開始した。価格は100円。対応環境はAndroid 4.0~4.4のスマートフォン。iOSへの対応は現在のところ未定。

「スマホで証明写真」アプリのアイコン

 「スマホで証明写真」は、インクジェットプリンターを使って用途に合わせた証明写真を手軽に作成できるアプリ。プリントサイズの拡大・縮小機能により、幅広いインクジェットプリンターに対応している。Wi-Fiプリント機能を備えるキヤノンのPIXUSシリーズであれば、専用アプリ「PIXUS Print」(無料)や「Canon Easy-PhotoPrint」と連携することで、指定サイズの証明写真をより正確にプリントすることができる。

 アプリ内では、カメラアイコンをタップするとスマートフォンのカメラ機能が立ち上がりその場で撮影できるほか、ギャラリーなどスマホ内に保存された写真を選択することも可能。証明写真のサイズに合わせて自動でレイアウトされ、明るさを4段階から選択する。たとえば、「補正なし」3枚、「明るく」2枚、「より明るく」2枚、「暗く」1枚、など異なる明るさの写真を自由に組み合わせて1枚の用紙に出力することができる。

 証明写真のサイズは、運転免許証で30×24mm、履歴書で40×30mm、パスポートで45×35mmといった具合に異なるが、アプリ内で主要用途に合わせたサイズを1タップで選択できるほか、ミリ単位で調整可能なカスタムサイズも用意されている。ミリ単位で設定したサイズを、さらに%指定でより細かなサイズに調整することも可能。

 キヤノンマーケティングジャパンでは、「デジタル社会にふさわしい新しい写真の楽しみ方を提案し続け、写真文化の発展に貢献していきたい」として、フォトムービー作成アプリ「思い出ぽん!」を昨年11月にリリースした。スマートフォンアプリ第2弾となる「スマホで証明写真」は、インクジェットプリンターの活躍の場を広げるツールのひとつとして提供する。同社では、第3弾のスマートフォンアプリの開発・提供にも意欲を示している。

川崎 絵美