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コンパクトサイズにトレンド機能を満載「AQUOS PHONE ss 205SH」

「AQUOS PHONE ss 205SH」

 「AQUOS PHONE ss 205SH」は、コンパクトサイズのボディに放射線測定やチャイルドロックなど、主に女性に向けた数々のトレンド機能を搭載するAndroidスマートフォン。6月中旬以降に発売される。

 手頃なサイズ感や価格を求めるユーザーに向けたシャープ製の端末となる。4インチ、480×854ドットのディスプレイを搭載し、幅約60mmの筐体とラウンドフォルムで持ちやすいコンパクトなボディを実現。表面は指紋の目立ちにくいシルキーマット仕上げが施され、カラーバリエーションも上品さをイメージした5色をラインナップしている。30代の女性がメインターゲットだが、ネイビーやブラックといったカラーも用意されていることから、手への収まりを重視したい男性にも最適としている。

 アウトカメラは1310万画素のCMOSセンサーとなっており、約0.4秒の「ON速起動」でカメラを高速起動可能。声でシャッターを切る機能や、よく使う撮影モードを呼び出しやすくする機能を用意している。インカメラは30万画素。ディスプレイの色表現では、画面のチラつきを抑えたり、色合いを調整するリラックスモードやナチュラルカラーなどのモードが利用できる。画面に手をかざすと覗き見防止機能のベールビューをオン・オフする機能も備える。

 前モデルの「PANTONE 5 107SH」から引き続き「高感度放射線測定機能(エアメータ)」を装備。前モデルと比べセンサー部を倍の面積とすることで、一次測定にかかる時間を半分の約60秒にまで短縮したという。測定したデータは地図やカレンダーに関連づけて記録し、表示できる。デフォルトではアプリ一覧から選んで放射線測定機能を起動するようになっているが、端末前面に設けられた「クイック起動キー」ですぐに起動できるよう設定することも可能。

 また、チャイルドロック機能も搭載している。オンにすると画面上のタッチ操作が一切不可能になり、電源キーを押していったんスリープ状態にし、再度スリープから復帰しない限り画面操作できない仕組みで、誤操作によって画面が不意に切り替わってしまうことを防げる。子供に動画を見せる際などに便利に使えるとしている。

 端末を置いているか持っているかを内蔵のモーションセンサーで自動認識し、持っている場合は画面を点灯し続ける「Bright Keep」機能も搭載した。地図アプリでナビ機能を利用する際など、画面操作せずに長時間ディスプレイを表示させておきたいときに有効とのこと。

 搭載OSはAndroid 4.1。チップセットはデュアルコア、1.5GHz駆動のクアルコム「MSM8960」。ストレージは8GB、メモリは1GB。外部メモリはmicroSDXCに対応する。Bluetooth 4.0、ワンセグ、赤外線通信、おサイフケータイが利用可能。IPX5/IPX7相当の防水性能を備える。

 通信機能は下り最大76Mbpsの「SoftBank 4G」(AXGP)をサポート。電池容量は2080mAhと、コンパクトながら大容量を実現。ただしバッテリー交換はできない。端末サイズ(暫定)は約122×60×11.9mm、重さ(暫定)は約119g。ボディカラーはシルキーピンク、シャンパンゴールド、ホワイト、ネイビー、ブラックの5色。

【お詫びと訂正 2013/05/08 21:30】
 記事初出時、「チップセットはデュアルコア、1.7GHz駆動のクアルコム」と記載しておりましたが、正しくは「1.5GHz駆動」となります。お詫びして訂正いたします。

太田 亮三

日沼諭史