東京メトロ、無料Wi-Fi付きの情報配信サービス「MANTA」

　東京メトロとNTTBP（NTTブロードバンドプラットフォーム）は、2月14日～7月31日にかけて、東京メトロ駅構内の無線LANを使った情報配信サービス「MANTA」を試験的に提供する。同サービスは無料の公衆無線LANサービスとしても利用できる。

　「MANTA」（Metro Amusement Network Trinity App）は、駅構内無線LANを使って利用者の現在地を把握し、さまざまな情報を提供するサービス。

　スマートフォンに専用アプリをセットすると、対象エリアにおいて、駅の路線別時刻表や乗車位置案内、駅構内図を表示する。また、メトロ沿線のお出かけ情報や動画ニュース、トレンド情報なども提供される。

　「MANTA」の利用者は、駅構内で無料の公衆無線LANサービスが利用できる。NTTBPの規約同意が必要で、1回の接続あたり15分以内、1日5回まで利用できる。アプリはAndroid 2.3以上（Android 3.x除く）で動作する。iPhone向けのアプリは近日提供される予定。いずれも利用料は無料。

　なお、2月14日時点のサービス提供エリアは以下の通り。

• 銀座線全線（19駅）
• 北千住駅（千代田線のみ）
• 秋葉原駅
• 銀座一丁目駅
• 大手町駅
• 有楽町駅
• 日比谷駅
• 六本木駅
• 新宿三丁目駅
• 新宿駅
• 高田馬場駅
• 池袋駅
• 小竹向原駅

　「MANTA」は、NTTBPの無線LAN向け情報配信技術を活用し、東京メトロが鉄道情報やコンテンツの整備を行う。試験導入では、情報提供による利用者の移動の動向変化が検証される。コンテンツの利用状況などを踏まえて今後のサービス展開が検討される。