ドコモ、薄さ6.7mmで防水対応「MEDIAS ES N-05D」


 NTTドコモは、薄型で防水・防塵仕様を備えたNECカシオ製Androidスマートフォン「MEDIAS ES N-05D」を発表した。2月下旬~3月に発売される。あわせて発表された新サービス「スマートフォンあんしん遠隔サポート」に対応する。

 「MEDIAS ES」は、薄さ6.7mmのボディサイズに防水・防塵(IPX5/IPX8、IP5X)を備えるAndroid 2.3搭載スマートフォン。ドコモのスマートフォンでは、富士通製の防水対応スマートフォン「ARROWS μ」と同じ薄さとなるが、昨年登場した防水モデル「MEDIAS WP」と比べ、1.2mm薄くなった。薄いボディを支えるため、端末側面の内部は金属パーツで補強されているという。愛称の“ES”は、Extra Slimを意味するとのことで、極めて薄いボディサイズを表わしたものだという。

 約4.3インチで720×1280ドットのTFT液晶タッチパネルディスプレイや810万画素CMOSカメラ、1.5GHz駆動のデュアルコアCPU(MSM8260)を搭載する。内蔵ストレージは4GB。このうちカメラ機能についてはNECカシオの携帯電話ではお馴染みの機能で、スピーディに起動できる「瞬撮カメラ」となり、さらにMEDIASシリーズでは初めて、裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」を採用し、高速起動・高速撮影に加えて、夜景などがよりキレイに撮影できるようになった。

 操作関連では、新たに「タッチフィードバック」と呼ばれる機能を搭載した。これは、タッチ操作に連動して、画面に触れて操作すると僅かに振動するという機能。タッチしたときに端末が震えることで、操作の感覚がよりわかりやすくなった。

 ワンセグ、赤外線通信、おサイフケータイに対応するほか、GPS、Wi-Fi、Bluetooth 4.0、spモードメールなどに対応する。LTE方式の「Xi」(クロッシィ)、ワイヤレス充電の「おくだけ充電」には非対応となる。

 このほか新サービスの「スマートフォンあんしん遠隔サポート」に対応する。同サービスは韓国RSUPPORT(アールサポート)社の技術が用いられており、端末の表示内容をコールセンターのスタッフと共有できる。この仕組みを実現するため、OSレベルでのカスタマイズが行われているとのことだが、今後のソフトウェアアップデート、あるいはAndroidのバージョンアップにRSUPPORTの技術が影響を与えることはないという。ただし、Android 4.0へのバージョンアップが行われるかどうかは未定。

 大きさは約130×67×6.7mm、重さは約110g。連続待受時間は未定で、連続通話時間は約300分。バッテリー容量は1400mAh。ボディカラーは、Pink、White、Blackの3色。パッケージには専用の充電台が同梱される。





(関口 聖)

2012/1/24 15:03