ソニー・エリクソン、ドコモ向けXperia新モデルを解説


 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズは、NTTドコモから発売されるXperiaの新モデル「Xperia NX SO-02D」「Xperia acro HD SO-03D」の2機種について、メーカー主催の形で発表会を開催した。


「Xperia NX SO-02D」「Xperia acro HD SO-03D」ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ マーケティング部統括部長の金子克之氏

 

 発表会ではソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ マーケティング部統括部長の金子克之氏が登壇し、端末の特徴を解説した。金子氏は、「見る、撮る、聞く、シェアする、加えてデザイン面とエンジニアリングについても紹介する」と、端末の魅力を順に解説する。

 デザイン面で工夫を凝らした「Xperia NX SO-02D」については、「無駄のないミニマルなフォルムで、指紋のつきにくいマットな質感。かならず驚いていただけるデザイン」と自信をみせ、「Floating Prism」(フローティングプリズム)と呼ぶ透明パーツ部分は、端末最下部の部分(アンテナとバイブレーション用モーターを内蔵)と配線でつながっていることを解説。「それでいて透明を追求した、デザイナーとエンジニアのこだわりの部分」とアピールした。

 一方、「Xperia acro HD SO-03D」については、「スマートフォンが初めてのユーザーにも、安心して、納得して使ってもらえる。防水にも対応した」と紹介し、「背面はラウンドフォルムで持ちやすいデザイン。操作性も兼ね備えた」と操作性に配慮した形状になっているとした。


 

 金子氏からはこのほか、2機種共通の機能として、約4.3インチの「Reality Display」や、モバイルブラビアエンジン、Clear Black Panelといった要素に加え、カメラでは1210万画素の「Exmor R for mobile」や、スリープ状態からシャッターボタンの長押しでカメラを起動できる高速起動、0.5秒の高速撮影間隔、フルHDでコンテニュアスAFにも対応した動画撮影機能、130万画素フロントカメラといった機能が紹介された。また、音楽機能では、マニュアルイコライザーや音場を変更できるバーチャルサラウンド機能を充実させたほか、DLNA、テレビ用UIを備えたHDMI出力機能、Wi-Fiテザリング、手書き入力対応の日本語文字入力、1.5GHz デュアルコアCPU、大容量バッテリーを搭載する。さらに、エンターテイメント系機能として、ソニーの動画サービス「Video Unlimited」や、初代プレイステーションのゲームが楽しめる「PlayStation Certified」に対応していることにも触れられた。


 

 金子氏からは最後に、Xperiaシリーズとして純正品を含む多数のアクセサリーが登場していることを紹介。「International CES 2012」で発表された、腕時計にもなる小型のBluetoothアクセサリー「SmartWatch MN2」を紹介し、日本で提供予定であることを明らかにした。「SmartWatch MN2」は腕時計のように利用できるリストバンドが付属し、タッチパネルを利用した操作が可能。インストールする機能はスマートフォン側で管理できる。

 発表会ではこのほか、製品の展示会場にてデモが実施され、アクセサリーを含む、さまざまな機能や利用シーンが紹介された。


会場の展示

「Xperia NX SO-02D」 
 
「Xperia acro HD SO-03D」 
 
HDMI出力のデモプレイステーションのゲームをプレイするイメージ
「SmartWatch MN2」リストバンドのカラーサンプル。同梱はブラックで、ほかの色は別売り
 
タッチパネルで操作できるリストバンドを装着したところ。
本体の背面にはクリップが装備されており、リストバンドもこのクリップで挟むUSB充電ケーブルは、本体に接続する側の端子が独自の形状
本体側の充電端子。クリップの先端で固定するスマートフォン側の管理画面
 同梱のベルト用アダプター。
アダプターを装着したところ一般に売られている腕時計用交換ベルトを装着できる
会場に展示されたアクセサリー
 
展示会場の機能解説パネル

プレゼンテーション

 

(太田 亮三)

2012/1/17 19:23