DATA08Wを有線環境で使う専用クレードル、3月発売


DATA08WとDATA08Wドック

 KDDIは、モバイルWi-Fiルーターの「Wi-Fi WALKER DATA08W」専用クレードル「DATA08Wドック」を3月上旬以降に発売する。価格は未定。

 「DATA08W」は、昨年12月に発売されたWiMAX対応のモバイルWi-Fiルーター。バッテリー内蔵で、通常は持ち歩いて使う製品だが、「DATA08Wドック」にDATA08Wを差し込むと、自宅などの固定環境で便利な2つのモード「LANモード」「Internetモード」が利用できるようになる。

 まず「LANモード」では、「DATA08Wドック」に搭載されている有線LANポートが使えるようになり、デスクトップパソコンなど、有線LANポートしか搭載しない機器からも、「DATA08W」をルーターとして利用できるようになる。固定ブロードバンド回線がない環境においての利用が想定されている。

 「Internetモード」は、「DATA08W」がWi-Fiアクセスポイントとなる機能。タブレットやノートパソコンなどの無線LAN機器は、アクセスポイントとなった「DATA08W」に接続し、「DATA08Wドック」の有線LANポートから繋がる固定網経由でインターネットにアクセスできるようになる。固定ブロードバンド回線のある環境においての利用が想定されている。

背面。この写真ではmicroUSB端子のみ接続中

 このほか「DATA08W」を充電する機能も搭載している。「DATA08Wドック」から着脱しても、電源が入っていれば「DATA08W」の無線WAN・LANの接続は維持される。また、「DATA08Wドック」で給電していると「DATA08Wのディスプレイの表示方向が切り替わるようになっている。

 「DATA08Wドック」の電源入力ポートはmicroUSBで、そのほかにも背面には有線LANポート×1(一般的なRJ-45形状で100Mbps対応)、モード切替スイッチがある。「DATA08Wドック」のみのサイズは約86×76×25mmで重さは約80g。

DATA08WとDATA08Wドック。ドックはそこそこのサイズがある通常時は短辺が側面となるが、ドック利用時は短辺が上下として画面の表示も回転する



(白根 雅彦)

2012/1/16 17:41