UQの基地局、全国で1万5000局に


 UQコミュニケーションズは、同社のモバイルWiMAX向け屋外基地局開局数が全国で1万5000局に達したと発表した。

 2009年7月より商用サービスを開始した同社では、サービス開始に先立つ2008年8月に神奈川県横浜市で第1局目を設置。その後、継続して基地局を増加させていき、2010年1月に5000局、2010年8月に1万局を達成していた。

 商用サービスから約1年10カ月を迎えた今回、兵庫県神戸市に開局した屋外基地局で1万5000局に達した。これまでの取り組みにより、人口カバー率は71%、全国575市町村で利用できるようになったほか、既に全国の政令指定都市や県庁所在地はエリア化され、東京・名古屋・大阪の主要都市の人口カバー率は99%に達した。今後は、2012年3月末までに2万局の達成を目指す。また、地下街や住宅など屋内エリアの拡充を進め、Wi-Fiサービス「UQ WiFi」の拡大も進める。東名阪の鉄道路線は、重点的に整備して、より安定して利用できるようにする。

1万5000局目の兵庫県神戸市にある屋外基地局に立つUQ社長の野坂氏

 このほかJR東日本では、新幹線停車駅のコンコースなど32駅でWiMAX屋内基地局を設置し、WiMAXによる通信サービスが利用できるようになったと発表している。整備された駅は、東北新幹線や上越新幹線の18駅のほか、高崎線の桶川駅、武蔵野線の越谷レイクタウン、京葉線の南船橋駅、磐越西線の会津若松駅など在来線14駅となる。これにより、JR東日本の駅でWiMAXのエリアが整備されたのは142駅(約300局)となった。

 



(関口 聖)

2011/5/31 18:50