スライド型フルキーボード搭載「REGZA Phone IS11T」


ラスターブラック
コフレピンク

 「REGZA Phone IS11T」は、スライド型のフルキーボードを装備し、Android 2.3を搭載したスマートフォン。9月以降に発売される予定で、17日の発表会では、実機ではなくモックアップでの展示となった。価格は3万円台になる見込み(毎月割適用)。

 「IS11T」は、スライド型でQWERTY配列のフルキーボードを備え、Android 2.3を搭載した富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製のスマートフォン。「IS02」のキー形状を継承したほか、ENTERキーの大型化、パソコンのキーボードと同じ数字の配列にするとった改良が加えられ、予測変換の候補をワンタッチで選択できるようにするなど、フルキーボードに合わせた操作性の向上が図られている。また、スライドの操作でメモアプリを起動できるほか、ワンセグをみながらTwitterに投稿できるといった、画面分割やフルキーボードを活用した機能が用意されている。UIには富士通東芝独自のUI「NX!」が搭載される。

 REGZAブランドを冠する端末として、映像関連の技術が充実しているのも特徴で、「超解像技術」「ノイズリダクション」に加えて「質感リアライザ」による高画質化機能を搭載している。また、DLNAのほか「REGZA Apps Connect」もサポートされている。広辞苑をはじめとした電子辞書を搭載し、オフィス文書ファイルの編集も行える。

 液晶ディスプレイは4インチ、854×480ドットの液晶。カメラは約808万画素のCMOSカメラ。チップセットはMSM8655で、CPUはクロック数1.4GHzで動作するよう、現在検討中とのこと。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信機能を搭載し、グローバルパスポート(CDMA+GSM)に対応。Bluetooth、無線LAN、6軸センサー、GPSを利用できる。通信速度は下り最大9.2Mbps、上り最大5.5MbpsのWIN HIGH SPEEDに対応している。

 EZwebのEメール、Cメール、au one Marketをサポート。32GBまでのmicroSDHCカードを利用できる。内蔵メモリの容量は400MB(暫定値)。

 大きさは約63×128×15.3mmで、重さは約190gだが、どちらも検討中とのこと。連続待受時間は約260時間、連続通話時間は約300分(数値はいずれも暫定値)。ボディカラーはラスターブラック、コフレピンクの2色。

 



(関口 聖/太田 亮三)

2011/5/17 11:06