spモードで利用できる「コンテンツ決済サービス」
9月1日から開始されたスマートフォン向けサービス「spモード」では、コンテンツの決済をドコモの請求に合算できる「コンテンツ決済サービス」が用意されている。
「spモード」は、アプリと組み合わせてiモードのメールアドレスを利用できる点に注目が集まるが、APNとして専用の接続先を用意していることで、spモードメールのウイルスチェックや、フィルタリングサービスなども実現されている。
「コンテンツ決済サービス」もspモードの大きな特徴で、Androidマーケットにおいて、クレジットカードが必要な「Google チェックアウト」以外の決済手段を実現している。
「コンテンツ決済サービス」はspモード契約ユーザーであれば申し込み不要で利用でき、月額の利用料は無料。購入時には4桁のspモードパスワードを使用する。利用額には月1万円の上限が設定されている。コンテンツ代金は、購入の翌月にドコモの携帯電話料金に合算されて請求される。利用履歴は、ドコモのスマートフォン向けWebサイトから確認できる。また、購入代金の種類には、都度課金、継続課金(月額課金)の2種類が用意されている。
なお、コンテンツ決済サービスが利用できるのは、FOMA回線で接続している場合のみ。無線LANで接続している場合は利用できない。
提供が開始された9月1日時点では、コンテンツ決済サービスに対応するのは1サイトのみ。カタリスト・モバイルの「きせかえスマートストア」で、きせかえコンテンツを配信するサイトとなっている。サイトの利用料は無料で、有料コンテンツの購入時にコンテンツ決済サービスを利用する。
ドコモによれば、コンテンツ決済サービスへの対応は、9月1日より受付を開始したとのことで、カタリスト・モバイルは先行して対応した形。今後、コンテンツプロバイダーが対応サイトやコンテンツを本格的に提供することになる。
■コンテンツ購入イメージ(きせかえスマートストアの例)
2010/9/3 19:34