ソフトバンク表参道、iPhone 4発売に孫氏登場


孫氏と表参道のスタッフ、中央は1番に購入したユーザー
8時ちょうど、孫氏のガッツポーズで販売開始

 ソフトバンク表参道では、24日8時の販売開始を目前に、カウントダウンが開始された。ソフトバンク側の発表によると、予約購入者と当日購入者を合計して320人以上が並んだという。

 カウントダウンに登場したソフトバンクの孫正義氏は、iPhone 4を求めて並んだユーザーに対し、ねぎらいの言葉を述べるとともに「全員に今日渡せないのは残念」とコメントした。

 孫氏はiPhone 4について、両面にガラスを採用していることから「まるで宝石を触わるような感覚。ものすごい高級感だ。3Gから3GSは目に見える進化がなかったが、iPhone 4は大きく進化した」などと話した。

 8時になると、巨大なクラッカーが鳴らされ、いよいよ販売開始。先頭に並んでいた予約者は、21日の15時から並びはじめたという。孫氏とともに並んだ予約者は感想を求められ「洗練されたスタイルが私を魅了している」と話していた。

 なおセレモニー終了後には、孫氏の囲み取材が行われた。同氏は「iPhone 4は実質無料、世界で一番安い実質0円で買える」とアピールし、「スマートフォンは今後数年で『ケータイ=スマートフォン』という時代が来る」などと語った。

 また、iPhone 4は画面が美しく、触ったときの直感で良さが実感できると述べ、「画素数ではなく、撮った写真やビデオがはるかに美しい」などとアピール。ちなみにソフトバンクでは、高画素カメラモジュールを搭載した携帯電話なども販売している。

 このほか孫氏は、今回で第4弾となるiPhoneについて、「一時的なブームではなく、革命が確実に起こりつつある。たった1台でそれまでのライフスタイルを、それまでの世界の常識を変えてしまったのはT型フォード以来ではないか。iPhone 4は製品と言うより、作品だと思う。芸術的な作品に触れて幸せだ」などと語った。

 なお、ソフトバンク表参道での取材は、iPhone 4の単体撮影が禁止され、店内の雑感としての撮影のみ許可された。異例の撮影制限は、iPhoneを供給するアップル側のレギュレーションとのことだが、同じく8時から販売が開始されたアップルストア銀座では制限は設けられなかった模様だ。

5時45分、店頭は幕に覆われていた行列の先頭
6時少し前の最後尾セレモニーが近づくと行列の先頭は店頭前に移動した
8時、紙吹雪が舞う店頭前iPhone 4で「すべてを変えていく」という
最初の契約者を待つ孫氏おもむろに報道陣を撮影
iPhone 4を手にする孫氏囲み取材
店内セレモニー終了後、ショップ店頭に白い犬が! 飼い主は店の前で記念撮影していた。なお、こちらは「お父さん」ではなく柴犬という

 



(津田 啓夢)

2010/6/24 11:11