ウィルコムのXGP、広島のICTプロジェクトで活用


 ウィルコムは、広島市立大学と広島大学が行っているプロジェクトにおいて、データ通信サービス「WILLCOM CORE XGP」が利用されると発表した。

 広島市立大学と広島大学では、2008年6月より「モビリティ技術を活用した国際都市ホスピタリティ向上に関する研究開発」と題するプロジェクトが行われている。同プロジェクトでは、ICT(Information and Communication Technology)を利用して、海外から広島を訪れた人に対して、従来より便利かつ心地よく過ごしてもらえるような環境作りを目指している。

 今回、同プロジェクトでは、FeliCaカードを電子クーポンとして使えるデジタルサイネージシステムを開発し、広島市内2箇所に設置して実証実験をスタートした。そのうち、パルコ前に設置されるデジタルサイネージは、ウィルコムのデータ通信サービス「WILLCOM CORE XGP」対応端末を装着し、インターネットへ接続するバックボーン回線として活用される。実験は年度末まで行われる予定。今後については、広島市と相談しながら決定していくという。

 このほか約30台、同プロジェクトのスタッフへ貸与され、広島市内中心部(広島駅~平和記念公園周辺)に構築したXGPエリアで利用できるようにする。

 



(関口 聖)

2009/11/6 12:34