シャープ、デジタルフォトフレームになる固定電話


 シャープは、デジタルフォトフレームとしても利用できる電話機「インテリアホン JD-7C1CL/CW」を9月25日に発売する。ボディカラーはホワイトとブラックの2色で、子機1台付きモデルが3万円前後、子機2台付きモデルが4万円前後で販売される。

 今回発売されるインテリアホンは、タッチパネル付きの7型カラー液晶ディスプレイ(800×480ドット)を装備したコードレス電話機。すべての操作をタッチ操作で行えるようになっており、外観もシンプル。

 あらかじめ画像データを本体に登録しておくことで、顔写真で電話をかけたい相手を選べる「フォト電話帳」、電話をかけてきた相手の顔写真を着信時に確認できる「フォト着信」(ナンバー・ディスプレイの契約が必要)などの機能が用意されている。

 128MBの本体メモリに加え、SDカード(最大32GB)およびメモリースティック(最大16GB)スロットを装備しており、デジタルフォトフレームとしても利用可能。携帯電話などで採用されている高速赤外線通信規格「IrSS」もサポートされており、携帯電話から本体に写真をコピーして表示させられるようになっている。

 また、簡易FAX機能も用意されており、受信したFAXを本体ディスプレイで拡大・縮小して確認できる。受信したFAXデータは、メモリカード経由でパソコンやプリンタに持ち出せる。また、メモリカードに保存した画像や携帯電話から赤外線通信で送信した画像(JPEG形式)をFAX送信することも可能。

 本体の大きさは216×109×144mm、重さは540g(ACアダプター含まず)。子機の大きさは48×31×177mm、重さは150g。子機は無接点充電方式の充電台で充電可能で、約200時間の待受、約6時間の通話に対応する。

設置イメージ斜め後ろから
パーソナルソリューション事業推進本部 副本部長の新井優司氏インテリア性、安心感、使いやすさが固定電話に求められる新しいニーズ

(湯野 康隆)

2009/8/19 16:25