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「HUAWEI WATCH Ultimate 2」で広がる水中体験、深海ダイビングをより安全に便利に

 華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は18日、ハイエンド新製品発表会を開催し、スマートウォッチ「HUAWEI WATCH Ultimate 2」を発表・発売した。価格は14万1680円~。

左からフリーダイバー 原哲雄氏、ファーウェイ・ジャパン 橋野翼氏、海系インフルエンサー SUMIRE(すみれ)氏

デザインと構造

 ファーウェイ・ジャパンのプロダクトマネージャー橋野翼氏は、「HUAWEI WATCH Ultimate 2」は2023年の初代モデルから、深海から山頂まで挑戦を重ねてきた流れの中で生まれた新たなステップだと紹介した。

ファーウェイ デバイス 日本・プロダクトマネージャー 橋野翼氏

 ケースは全面的に再構築し、八角形の中空加工で軽さと強さの両立を図っている。ベゼルはナノクリスタルセラミックを採用し、ケースにはジルコニウム素材を使うことで、高い強度と耐久性に配慮した仕上がりという。さらに、ケース表面には硬度を約3倍に引き上げるコーティングが施されている。

 ガラスはサファイアガラスで、傷への強さや耐久性を備える。最大輝度3500ニトのLTPO AMOLEDディスプレイを搭載し、日差しの強い環境でも表示が見やすいとする。

 ブルー×ホワイトの波を思わせるデザインのベルトは軽い着け心地を追求したもので、付属のチタンベルトはビジネスシーンに自然と馴染む雰囲気にまとめている。

 新たに登場したブラックモデルは、セラミックベゼルにレッドのアクセントを配したシンプルながら存在感のあるデザイン。中空構造のフローロエラストマーベルトで通気性を高め、長時間でも快適に身につけられるという。

進化したダイビング機能

 アウトドア領域での活用も見据え、「HUAWEI WATCH Ultimate 2」はダイビング機能を大きく強化した。

 新たに3層の防水フィルム構造を採用。さらに、水圧を検知して作動する自動防水機構を初搭載した。水深30mから圧力を検知し、深度に応じて二重の防護設計で対応する。また、主要パーツには海水の腐食に配慮したコーティングが施されている。

 150m超の水圧環境を想定した試験を行い、150mダイビングへの対応をアピールしている。

革命的な水中通信機能

 新機能として、ソナーを用いた水中通信機能も搭載された。

 ウォッチ単体で音波通信が行えるソナーシステムを開発し、水中でのコミュニケーション手段を拡張した。最大50名とペアリングでき、同じく「HUAWEI WATCH Ultimate 2」を着用するユーザー同士では30m以内にあらかじめ設定したメッセージを送ることができる。

 緊急時は左上のボタンを3秒長押しすることでSOSを音波送信でき、30m以内の仲間へ即座に通知が届く。さらに、受信者からもう一段階30m先へ送信でき、最大で60m圏内までアラートを伝達するしくみとなっている。

パートナー企業との協業と陸上機能

 「HUAWEI WATCH Ultimate 2」は陸上での活用も幅広く想定している。

 eSIMに対応し、メタルケースをアンテナとして活用する設計により、安定した通信を目指している。さらにAIノイズリダクションにより、風や環境音がある場面でも聞き取りやすい通話をサポートする。

 新アンテナシステムの導入で、ルート精度が約40%改善されたと説明しており、より信頼性のあるナビゲーション体験につなげている。

 ヘルスケア機能としては、「HUAWEI WATCH 5」と同様の「X-TAP」センサーを搭載し、心電図やPPG、圧力センサーをまとめた構成となっている。

 ゴルフ機能も引き続き搭載され、1万7000以上のコースに対応。傾斜補正や距離測定、ショット履歴などの要素を踏まえ、プロレベルの「AIキャディ」として機能する。

 さらに、Insta360との連携にも対応し、Bluetooth接続で撮影映像内にペース、加速度、心拍数などのデータを重ねて表示できる。また、ジェスチャー操作にも対応し、両手がふさがる場面でも、親指と人差し指を2回合わせる動作で撮影操作などが可能とする。

 バッテリー持続時間は、標準モードで最大4.5日間、節電モードでは最長11日間の連続使用が可能。

フリーダイバーとインフルエンサーの声

 ファーウェイは9月開催のフリーダイビング国際大会「ボルケーノカップ 2025」に協賛し、大会の公式ウォッチとして選手が「HUAWEI WATCH Ultimate 2」を装着して実践で使用した。

 フリーダイバーの原哲雄氏は、水深100mでは11気圧となり、肺が1/11まで圧縮される過酷な環境で、自身と海に向き合う競技だと語る。原氏は本製品を使い、セブの国際大会で113mを達成し、日本男子記録を3m更新。100m超の潜水を達成した男性としてギネス世界記録に認定された。

 原氏は、水深150mまでアラーム設定に対応した点が、トップクラスの選手が挑む深度に寄り添う機能として魅力と評価。また、SOS機能はセーフティダイバーの安全確保に役立つと話し、浮上中の意識消失(ブラックアウト)時にも迅速な連携が期待できると評価した。

フリーダイビング選手 現役日本男子・最深記録保持者 ギネス世界記録保持者 原哲雄氏

 海系インフルエンサーのSUMIRE氏は、深度や潜水時間、水温、浮上速度などが確認でき、ダイビング後の詳細ログも便利とコメント。大きめのディスプレイで、ウェットスーツ越しにも読み取りやすい点に安心感があるとする。

海系インフルエンサー SUMIRE氏

 本体については、船上でぶつける場面があっても傷がつきにくく助かっていると語った。また、スマートフォンが手元にない状況でもクリアな通話ができる点を挙げている。水中通信機能は特に印象的だったとして、30m以内ならBluetoothなしでメッセージを伝えられるため、楽しさや安全面の幅が広がると話した。

 ラインアップと価格は、チタンベルト付きのブルーモデルが17万4680円、ブラックモデルが14万1680円。

 ファーウェイ公式サイトのほか、Amazon.co.jp、楽天市場、TikTokショップ、ヤフーショッピングで発売する。また、エディオン、ケーズデンキ、上新電機、ノジマ、ビックカメラ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラの各家電量販店、ダイビングショップ「エムアイシー21(mic21)」でも取り扱われる。