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ソフトバンク、LPガスを基地局へ配送できる体制を構築

 ソフトバンクは、伊藤忠エネクス、日本BCPとともに、LPガスを国内各地の携帯電話基地局へ配送する体制を構築した。10月1日から運用が始まっている。

 LPガスは、全国9カ所にある燃料備蓄拠点から運び出される。非常用可搬型発電機の燃料になるという。

 大規模災害などで運用する非常用可搬型発電機は、どこでも持ち運べる一方、安定して燃料を確保することが課題だった。今回の取り組みで、災害時でも非常用可搬型基地局の燃料切れの可能性を抑えられる。

 伊藤忠エネクスが自社拠点でLPガスを充填。日本BCPや協力会社の燃料備蓄拠点へ配備する。停電が発生すると、日本BCPがその拠点からソフトバンクの基地局へ配送。設置~回収まで対応する。配送ルートの最適化、発電機の稼働状況のモニタリングなどは自動化される。

6月の防災訓練で披露された可搬型発電機と、自動給油する「インテリジェントタンク」