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シャオミ、「Xiaomi 15T/15T Pro」を発表 「Xiaomi EXPO」ではEVを日本初展示
2025年9月26日 18:52
シャオミ・ジャパンは東京・秋葉原で新製品発表会を開催し、新型スマートフォン「Xiaomi 15T」シリーズをはじめとする新製品を発表した。本日以降、順次発売され、28日まで開催中の「Xiaomi EXPO 2025」でも購入できる。
Human×Car×Home、EV「Xiaomi SU7」を日本初展示
発表会では鄭彦(てい・げん)副社長が登壇し、現在の事業状況を説明した。
シャオミは創設から15年を迎え、2025年第2四半期に過去最高の成長を記録。5四半期連続で前年同期比30%超の成長を続けている。その背景には基盤技術への積極的な投資があり、過去5年間でAI、OS、チップセットに約110億ユーロ(約2兆円)を投じ、今後5年間でさらに240億ユーロを追加投資する計画を明らかにした。
こうした取り組みにより、ウェアラブル分野で世界1位、スマートフォン分野で世界3位のシェアを維持。スマホやタブレット以外のスマートデバイスも拡大し、シャオミのエコシステムへの接続台数はまもなく世界で10億台に到達するとした。
同社が揺るぎない戦略として掲げるのが、人・車・家をつなぐエコシステム「Human×Car×Home」。その最後のピースとなるEV分野では、生産・販売が急成長しており、今回は日本で初めて「Xiaomi SU7」を展示した。今回は外観のみの公開ながら、日本市場でもエコシステムを広げていきたい考えを示した。
OS「Xiaomi HyperOS 3」発表、アップル製品との連携も進化
続いてプロダクトプランニング部の安達晃彦本部長が登壇し、新製品の紹介を行った。
まず発表されたのは、スマートフォンなどに搭載されるOS「Xiaomi HyperOS」の最新版「Xiaomi HyperOS 3」。この秋のアップデートで「直感的で美しいデザイン」「シームレスな相互接続性」「パワフルでスマートなAI」の3つを柱に進化する。
デザイン面ではUIを刷新し、新しいマテリアルデザインやアニメーションを導入。利便性を高める「Xiaomi HyperIsland」では、アプリを切り替えずに進捗を確認できるライブアクティビティ表示や、マルチタスク最適化機能を提供し、サードパーティアプリにも順次対応する。
相互接続性では、シャオミ製品同士に加えてアップル製品との連携も強化。MacBookの指紋センサーでスマホを解除したり、Mac上でスマホのアプリをウィンドウ表示したり、Xiaomi PadをMacBookの外部ディスプレイとして利用できるようになる。
AI機能も拡張され、「Xiaomi HyperAI」にはOpenAIのGPT-4o miniを統合。文章作成支援や画像認識、雑音を抑えた音声録音などが可能になる。
「Xiaomi 15T Pro」など21製品を一挙発表
「HyperOS 3」を最初に体験できるデバイスとして、新型スマートフォン「Xiaomi 15T Pro」「Xiaomi 15T」が発表され、同日から発売された。なお「HyperOS 3」へのアップデートは10月を予定している。
上位モデル「Xiaomi 15T Pro」は、モカゴールド・グレー・ブラックの3色展開。カメラはライカ監修のトリプルカメラを搭載し、メインにカスタムセンサー「Light Fusion 900」を採用。2倍インセンサーズームに対応し、Tシリーズ初となる光学5倍のライカ望遠レンズも搭載する。
チップセットはMediaTekの「Dimensity 9400+」で、AI処理性能が20%向上。5500mAhバッテリーは90W急速充電に対応し、15分で50%まで充電できる。日本向けにはFeliCaを搭載し、おサイフケータイにも対応する。価格は256GBモデルが10万9800円、512GBモデルが11万9800円、1TBモデルが12万9800円と、前世代から据え置きの水準に抑えられた。
「Xiaomi 15T」は同じライカトリプルカメラを備えるが、望遠は光学2倍。ディスプレイは120Hz駆動、バッテリーは5500mAhで67W急速充電に対応する。価格は256GBモデルが6万4800円、512GBモデルが6万9980円。
そのほか「Xiaomi Pad Mini」「Redmi Pad 2 Pro」、ウェアラブル製品「Xiaomi Open Stereo Pro」「Xiaomi Watch S4 mini」、スマートTVやロボット掃除機、口腔洗浄器など計21製品が発表された。




















































