auが3つの新料金プラン発表、12歳以下・16歳以下・シニア向け

　KDDIと沖縄セルラーは、新料金プラン「U12 バリュープラン」「U16 バリュープラン」「シニアバリュープラン」の提供を9月1日に始める。年齢により対象ユーザーが分かれる。全プランで「au Starlink Direct」に対応する。

28日には発表会が開催。冒頭に登壇したKDDI取締役執行役員専務パーソナル事業本部長の竹澤浩氏

　これにあわせ、スマホスタートプランベーシック／スマホスタートプランライトの新規受付は、8月31日で終わる。

U12バリュープラン

　「U12 バリュープラン」は月額1870円。送受信最大300kbpsでデータ通信を利用できる。メッセージのやりとりなどの利用が想定されている。通信速度を通常のプランよりも抑えることで、使いすぎを抑制する。制限は速度のみで、通信容量自体は無制限となる。

　子どもを犯罪から守るアプリ「コドマモ」や英語学習・仕事体験などの自主学習コンテンツのアプリ「au キッズラボ」が無料で利用できる。「au Starlink Direct」に対応する。

　12歳以下向けの料金プラン。小学生のスマートフォン利用が増えるなかで、保護者の不安の種となるスマートフォンの使いすぎやインターネット上のトラブルを防ぐサービスを提供。将来のキャリア形成に向けた機能もセットで利用できる。

U16バリュープラン

　「U16 バリュープラン」は、3GBまで2398円、20GBまで4040円の2段階制料金プラン。用途の違いにより、データ量の差が大きい年齢層に対応できるとうたう。「au Starlink Direct」対応で「サブスクぷらすポイント」も利用できる。

　16歳以下向けのプラン。スマートフォンに慣れてきた世代が対象で、夏休みや試験、受験など時期によって変わるスマートフォンの使い方にあわせて、2段階の料金を提供する。

シニアバリュープラン

　「シニアバリュープラン」は、データ容量5GBで4048円。5分間かけ放題オプションが付帯するほか、迷惑電話対策などのオプションがセットになる「電話きほんパック（V）」（月額440円）を無料で利用できる。

　「au Starlink Direct」対応で「サブスクぷらすポイント」も利用できる。auじぶん銀行の「プレミアム金利優遇」で円普通預金に対して年0.55％（税引前）の金利が適用される。

　60歳以上向けのプラン。通話のニーズが多いシニアに向けて通話オプションを標準で備える。一方で年々増加する特殊詐欺の被害を防止するオプションもセットで提供する。シニアは、資産運用への関心が高い世代として、auじぶん銀行の「プレミアム金利優遇」の特典を提供する。

データ1日放題

　必要なときだけ使い放題にできる「データ1日放題」も9月中旬以降に提供が始まる。利用料は1回550円。

　使い放題プランには加入していないものの、必要なときだけ使い放題にしたいという声が多かったことから導入に至った。2024年に24時間データ使い放題のトライアルを行ったところ、週末の利用が多かった。

　旅行やレジャーなど週末の余暇を過ごす際に、需要が高いと見て正式にサービスとして提供する。auの使い放題プラン以外にも「au Starlink Direct専用プラン＋」ユーザーも利用できる。