KDDIがショップでの本人確認に“ICチップ読み取り”を順次導入

　KDDIと沖縄セルラーは、店頭での契約時の本人確認を強化する。8月1日以降、運転免許証やマイナンバーカードなど、本人確認書類のICチップ読み取りによる本人確認を順次開始し、2026年度中を目処にすべてのau Styleとauショップ、UQスポットで開始する。

　導入店舗では、店舗の専用スマートフォンで、本人確認書類のICチップを読み取り、本人確認書類の真贋判定を実施する。システムはKDDIテクノロジーが開発し、Liquidのオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」が使用されている。

　取り組みの背景として、昨今偽造された本人確認書類によるSIMカードの再発行などの不正が問題視されていることにある。今回のシステムでは、ICチップ情報を活用し、本人確認書類の真贋判定をするとともに、ICチップから読み取った氏名や住所などの情報を受け付け業務システムに自動反映させる。これにより、審査や確認業務の効率化が期待でき、ユーザーが店頭で待つ時間の短縮が見込まれるとしている。