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グーグル、Galaxy Z Fold7/Flip7などに搭載されるAndroidの新しいAI機能を紹介
2025年7月10日 15:48
グーグルは、サムスンの新製品発表会イベント「Galaxy Unpacked」で発表されたAI関連の新機能について解説している。これらのアップデートは、「Galaxy Z Fold7」「Galaxy Z Flip7」「Galaxy Watch8」シリーズで利用でき、いずれもAndroid 16とWear OS 6を出荷時から搭載する、初めての製品となる。
「かこって検索」のAI機能強化とゲーム支援
今回のアップデートで、「かこって検索」にAIモードが統合された。AIモードは、難しい質問にも対応できる高度なAI検索体験を提供する。Androidスマートフォンでは、ホームボタンまたはナビゲーションバーを長押しし、気になるものを囲むだけで、AIによる回答が得られる。さらに、追加の質問をすることで、対象についてより深い情報を得ることもできる。これにより、シンプルな内訳や、役立つリンクなども表示される。
また、新機能としてモバイルゲーム支援も追加された。画面上の課題やキャラクター、アイテムを囲むと、ゲームの進行状況に応じたヒントや関連動画のタイムスタンプ、参考記事へのリンクを含むAIの要約が表示される。完了後は、中断した場所からそのままゲームプレイを再開できる。
Geminiによる画面・カメラ共有の新しい使い方
Galaxy Z Fold7では、電源ボタンを長押しして画面をGeminiと共有することで、簡単にマルチタスクを行える。たとえば、オンラインショッピング中に別の意見が欲しいとき、画面をスクロールしたりアプリを切り替えたりしながら、Geminiに相談することができる。旅行用スーツケースを選ぶ際も、Gemini Liveを開いて画面を共有し、「素材の品質で選ぶならどれが良い?」と尋ねるといった使い方ができる。
さらに、日常のちょっとしたサポートにはGalaxy Z Flip7が活躍する。Gemini Liveを起動し、カメラボタンをタップしてフレックスモードにすれば、Galaxy Z Flip7が三脚代わりになり、前髪を切るときやDIY、ヨガのポーズ確認などでハンズフリーのアドバイスを受けられる。
さらに、Galaxy Z Flip7のフレックスモードにGemini Liveによるカメラ共有が導入された。これにより、外出先でも電話を開かずに、出発直前のコーディネートのアドバイスや新しいメガネのスタイリングのヘルプなど、素早い回答を得ることができる。
このほか、Galaxy Z Flip7のフレックスモードではGemini Liveによるカメラ共有機能も導入された。これにより、外出先でもスマートフォンを開かずに、直前のコーディネート相談や新しいメガネのスタイリング確認など、素早くGeminiの提案を受けられる。
Gemini Liveとサムスンアプリの連携
最近、Googleはカレンダー、タスク、マップ、KeepといったGoogleアプリでGemini Liveのサポートを開始し、会話から直接予定を立てたり、行動を起こせるようになった。Galaxy Z Fold7/Flip7では、GeminiがSamsungカレンダー、リマインダー、メモといったサムスン純正アプリとも連携する。
例えば、街なかでイベントのポスターを見かけたとき、Gemini Liveを起動してカメラを向け、「彼らが街に来るとき予定空いてる?」や「このイベント、Samsungカレンダーに追加して」と話しかければ、そのまま処理してくれる。
Galaxy Watch8で手首からGeminiにアクセス
Galaxy Watch8は、Wear OS 6を搭載した初のデバイス。応答速度の向上とシームレスな操作で、スクロールなどの動作も滑らかになる。
さらに、Galaxy Watch8シリーズはGeminiを初期状態から利用できる最初のデバイスとなる。スマートフォンが手元にないときでも、Geminiに質問をしたり、To-Doリストを管理したりすることが可能。Samsung Health、カレンダー、リマインダー、時計といったサムスンのアプリとも連携する。
