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Googleフォトが10周年、写真や動画は9兆枚・月間15億人が利用

 米グーグル(Google)のサービス「Google フォト」が開始から10周年を迎えた。同社ではGoogleフォトの新機能を発表するとともに、アルバムを瞬時に共有する新しい方法など10のヒントを公開した。

 Googleフォトは毎月15億人以上が利用し、3億7000万回以上の検索や4億4000枚の思い出共有、2億1000万件の画像編集が行われている。また、保存される写真と動画の合計は9兆枚を超えているという。

写真エディタをリニューアル

 新しくなったエディタ機能では、画像の特定の部分をタップして編集するためのツールを提案してくれる。

 イマジネーション」機能を使い、生成AIを活用して本来撮影したかったものを描画できる。またAIが写真の構図を自動調整する「オートフレーム」が利用できる。

 新しいエディタ機能は、6月からAndroidデバイス向けに、iOS向けには今年後半に提供される。

アルバムをQRコードで共有

 アルバムを共有するためのQRコードを作成したり、グループイベント用に印刷したりして、誰でもコードをスキャンしてアルバムの閲覧や写真の追加ができる。

場所

 コレクションタブの「場所」をタップすると、写真や動画を撮影した場所が地図上に表示され、旅の思い出をふり返りできる。

検索機能の活用術

 Googleフォトの検索機能は、「キラキラした青いドレスの私」や、「ビーチのアリス(人名)」などのように、探している場所やものを正確に入力すると、望む結果が得られやすい。また、「人物とペット」タブで、顔に名前をつけておくと、人物が検索しやすくなる。

毎月や毎年のふり返り

 Googleフォトが自動的に作成する、「今月のベスト」や「年末の総括」で月間や年間をふり返り、友だちや家族に簡単に共有できる。

ハイライト動画

 Googleフォトの「+」ボタンを選び、自分自身やペット、イベント、場所などを選ぶと、Googleフォトが自動的に共有に最適な音楽付きでショートビデオを生成してくれる。

共有アルバムの活用

 Googleフォトの共有アルバムは、設定した人やペットの写真が自動的に追加され、共有相手のGoogleフォトアプリやNest Hubなどのディスプレイ付きスマートスピーカーのフォトフレームに反映され、写真を撮影してGoogleフォトにアップロードするだけで、離れて暮らす親にも写真で近況を伝えることができる。

ギャラリーをすっきりと

 メインギャラリーの上部にある、3つの点をタップすると、ギャラリーに表示される写真をすっきりとさせるために、近くで撮った同じような写真をグループ化したり、スクリーンショットやGIF、ミームなどを非表示に設定できる。

思い出したくない思い出は非表示に

 Googleフォトの「思い出」には、特定の人物やペット、日付を非表示にしたり、時間ベースでの思い出や、テーマ別の思い出を選択したりできる。

デバイスの空き容量を確保

 デバイスのストレージ容量が足りない場合、Googleフォトにバックアップ済みの写真を「このデバイスの空き容量を増やす」ボタンで一括して削除できる。デバイスから削除された画像は、Googleフォトでいつでも見られる。