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グーグル、Gemini 2.5 ProとFlashのベンチマーク結果を公開 圧倒的性能と効率性を実現

 グーグルは、開発者向けイベント「Google I/O」にて、Gemini 2.5 ProとGemini 2.5 Flashのベンチマークスコアを発表した。

Gemini 2.5 Proは過去最高のパフォーマンスを発揮

 3月に発表され、2週間前のI/Oアップデートで機能強化が行われたGemini 2.5 Proは、学術的なベンチマークで優れたパフォーマンスを記録。さらにWebDev ArenaおよびLMArenaのリーダーボードでもトップの成績を収めたという。

 Gemini 2.5 Proは100万トークンのコンテキストウィンドウを備え、長文コンテキスト処理やビデオ理解といった領域でも最先端の性能を発揮する。

 なお、Gemini 2.5 Proは数週間以内に一般向けの提供が予定されている。

効率性と速度を重視した Gemini 2.5 Flash

 Gemini 2.5 Flashは、速度と低コストを重視して設計された最も効率的な主力モデル。

 今回のアップデートで、Gemini 2.5 Flashは推論・マルチモーダル・コード・長文コンテキストといった主要ベンチマークで性能が向上。さらに、評価時に20〜30%少ないトークンで処理できるようになり、より効率化が進んだ。LMArenaリーダーボードでは、Gemini 2.5 Proに次ぐ2位にランクインしている。

 新しいGemini 2.5 Flashは、現在開発者向けのGoogle AI Studio、エンタープライズ向けのVertex AI、そして一般向けのGeminiアプリでプレビュー提供中。6月上旬には本番環境向けに一般提供が開始され、その後すぐにGemini 2.5 Proもリリース予定となっている。