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ソニー、新コーデック「LDAC」対応のBluetoothヘッドホン「MDR-1ABT」

 ソニーは、同社のBluetooth対応のワイヤレスヘッドホンで最高音質と謳う新モデル「MDR-1ABT」を3月21日に発売する。価格はオープン価格で、販売予想価格は4万円前後(税抜)。

「MDR-1ABT」

 今回発売される「MDR-1ABT」は、ハイレゾ音源対応のヘッドホン「MDR-1A」をベースに、Bluetoothに対応したモデル。BluetoothのA2DP接続時のコーデックとして、新開発の「LDAC」をサポートしており、LDAC対応の再生機器との間では、標準的なコーデックのSBCと比較して最大3倍の情報量を伝送できるとしている。「MDR-1ABT」の対応コーデックはSBC、AAC、aptX、LDACの4種類。対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSP。

 右側ユニットにはタッチセンサー式のコントロールパネルを搭載しており、音楽の操作やハンズフリー通話の操作が可能になっている。ペアリングを簡単にするNFCも搭載されている。

 LDAC対応の再生機器は、ソニーのウォークマン「NW-ZX2」(2月9日時点)。4月に予定されているアップデートにより、ウォークマンの「NW-A16」「NW-A17」の2機種も対応する見込み。

 音楽再生では、Bluetoothによる無線接続以外に、ヘッドホンケーブルで再生機器と接続することもできる。ケーブル接続時の仕様は「MDR-1A」と共通で、ハイレゾ音源に対応、ドライバーユニットは100kHzまで再生可能となっている。

 「MDR-1ABT」は密閉ダイナミック型で、40mm口径のドライバーユニットを搭載。ケーブル接続時の感度は98dB/mW(1kHz)、再生周波数帯域は4Hz-100kHz。Bluetooth 3.0に対応する。内蔵バッテリーの持続時間は連続再生で最大約30時間。重さは約300g。ボディカラーはブラック、シルバーの2種類。2月10日からは銀座・ソニーショールーム、ソニーストア 大阪、ソニーストア 名古屋の3店舗で先行展示が行われる。

太田 亮三