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MONET、和歌山県紀の川市の地域交通「のりのり交通」に予約アプリなど提供
2025年1月13日 10:00
MONET Technologiesは和歌山県紀の川市が1月8日に提供を開始したデマンド乗合交通「のりのり交通」の運行に協力したと発表した。
同社は乗降場所や乗車日時、人数などを指定するだけで簡単に乗合交通の乗車予約ができるスマホアプリ「MONET」や、予約状況とそれに応じた最適な運行ルートを確認できる運行管理システム、車両の稼働状況などを確認できる管理者向けのシステムを紀の川市に提供し、紀の川市のLINE公式アカウントを友達登録することで、スマートフォンアプリの「LINE」で乗車予約が可能になる「MONET Move LINE連携オプション」を提供した。
紀の川市では、AI(人工知能)を活用して運行ルートや配車を効率的に行うデマンド乗合交通「のりのり交通」を新たな公共交通として運行し、現在運行している定時定路線のコミュニティバス「地域巡回バス」と併用するとしている。
運行エリアは、市内を東西に流れる紀の川の河北エリアで、331カ所の乗降ポイントを設置し、河北東と河北西エリアに車両を1台ずつ配置。2026年1月には運行エリアを河南エリアまで拡大し、「のりのり交通」と鉄道や路線バスなどとの組み合わせにより、利便性を向上させ、利用者の増加や移動需要の喚起を促していくとのこと。
また今後は、デジタルデバイド(情報格差)の解消や「LINE」による乗車予約の促進を目的に、ソフトバンクなどと連携して、市内の各地域でスマホアプリを活用したデマンド乗合交通の乗り方講座などを定期的に開催する予定だ。