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OPPOが次期OS「ColorOS 15」を発表、iOSとファイル送受信がしやすく

 中国のOPPOは、開発者向けイベント「OPPO Developers Conference」で、「ColorOS 15」を発表した。

iOSともファイル送受信が可能に

 「ColorOS 15」では、他のデバイスとファイルなどをワイヤレス転送する「OPPO Share」で、iOS向けのサポートが追加される。ただし、「OPPO Share」でファイルを送受信するには、iOS側にも専用アプリのインストールが必要となる。OPPOは発表イベントで、100枚の4K写真を8秒で転送できると、その高速性をアピールしている。

 並列アニメーションにより、指先をすばやく動かしても指の動きに合わせて滑らかな動作が可能となる。また、画面分割とフローティングウィンドウに関する機能が強化され、99%のアプリで分割表示が可能になる。

安定性とパフォーマンス

 「ColorOS 15」、クラッシュがゼロ、処理落ち(コマ落ち)ゼロ、遅延がゼロなど、スマートフォン体験でユーザーがストレスを感じる、5つの問題をゼロにすることが重視されている。

 安定した高いパフォーマンスを発揮し、ゲームをしながらビデオ通話も楽しめる。ゲームをしながらビデオ通話を1時間続けた際の平均フレームレートは116.7FPSという。アプリの平均インストール時間が26%短縮されるほか、サードパーティ製のアルバムアプリの初回読み込み速度が50%改善している。

AI関連機能

 AIアシスタントとの連携では、ワンクリック(ボタン1つ)で、あらゆる画面であらゆる質問が受付されるほか、画面に表示される内容を理解した上で返答が得られるという。Pixelスマートフォンなどが対応する「かこって検索」のような機能も実装され、興味のあるコンテンツを囲って検索ができる。

 AI画像アシスタントによって、被写体のブレやガラスの反射なども簡単に除去できる。撮影済みの写真を拡大表示しても、画像がぼやけずに鮮明に表示される。

 AI音声概要によって、音声通話またはビデオ通話が簡単に要約できる。ドキュメント関連では、無料の翻訳やファイル形式の変換、概要の読み取りがサポートされる。また、文章作成支援では、文章を自動的に作成したり、言い回しを修正したりできる。

 壁紙に設定したい写真の重要な部分が、時刻表示に被ってしまう場合など、写真を上下または左右に移動させることで、撮影したどんな写真も壁紙として設定しやすくなる。この機能にも、AIが活用されているという。