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Amazonが神奈川県への投資額を発表、2010年~2023年で総額8300億円以上に

 アマゾンジャパンは20日、2023年における神奈川県の経済や社会への貢献について発表した。2023年の単年で、神奈川県への投資額は1500億円以上となった。

雇用機会の創出にも貢献

 2010年~2023年までの神奈川県への投資総額は8300億円以上で、設備投資と事業運営費が含まれる。

 Amazonは2013年に、小田原市にフルフィルメントセンター(FC)を開設。その後は川崎市や相模原市に拠点を設立するなど、神奈川県への投資を継続してきた。

 米Keystone Strategyは、Amazonの投資により、2023年に神奈川県において、間接的な雇用機会が2万6000以上創出されたと試算している。

「Amazon相模湖FC」は東京ドーム約3個分

 4月に開設された「Amazon相模湖FC」を含め、神奈川県には5つのFCがある。

 Amazon相模湖FCの延べ床面積は約15万平方メートルで、東京ドーム約3個分に相当する。商品保管容量は約150万立方フィートで、国内最大のAmazon Robotics(アマゾンロボティクス)を導入するFCとなっている。

支援物資を届ける拠点として機能

 また、Amazon相模原FC内には、日本で2拠点目となる「Disaster Relief Hub」が設置されている。

 自然災害の被災者に支援物資を届けるための拠点で、支援物資には、モバイルバッテリーや衛生用品など約50種類、約1万5000点が含まれる。