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バッファロー製ルーターでマルウェアとみられる通信、ソフト更新を提供中

 バッファロー製の一部のWi-Fiルーターが悪意のあるボットに感染したケースが発覚した問題で、50台ほどの製品からマルウェアによるものとみられる通信が確認されたという。同社ではファームウェアの自動更新を提供しているほか、ユーザーでの対策を呼びかけている。

 バッファロー製の一部のWi-Fiルーターで、悪意のあるボットに感染したとみられるケースが複数確認されており、NICTとの調査の結果でおよそ50台の製品もしくはその内部ネットワークから、マルウェアによるものとみられる通信があったことがわかった。対象のユーザーには、5月29日から「総務省NOTICEプロジェクト」などの活用でインターネット事業者経由で連絡を始めている。

 あわせて対象製品にセキュリティ対策を含む自動ファームウェアアップデートを提供している。製品によって実施日は異なる。バッファローによれば、今回の自動更新は既知の脆弱性対策が含まれたもので、感染経路などが明確になっていないため完全に対策はできていないという。

 同社では、設定を初期化した後、再設定するか少なくとも再起動することやパスワードを複雑なものに変更すること、設定初期化前であれば、設定画面から「Internet側リモートアクセス設定を許可する」が無効になっていることなどを確認することを求めている。

NICTERにより確認された感染疑いのある製品
製品名ファームウェア自動更新予定日
WHR-1166DHP26月5日
WHR-1166DHP36月4日
WHR-1166DHP45月29日
WSR-1166DHP36月3日
WSR-600DHP5月30日
WEX-300HPTX/N6月7日
WEX-733DHP2-(実施済み)
感染疑いのある製品と設計が類似するもの
製品名ファームウェア自動更新予定日
WEX-1166DHP26月11日
WEX-1166DHPS6月10日
WEX-300HPS/N6月7日
WEX-733DHPS5月31日
WEX-733DHPTX6月7日
WEX-1166DHP6月6日
WEX-733DHP6月7日
WHR-1166DHP-
WHR-300HP2
WHR-600D
WMR-300