ニュース

Apple「iPhoneのタッチ決済」はじまる、iPhoneだけでクレジットのタッチ決済可能――「Tap to Pay on iPhone」が日本上陸

 アップル(Apple)は16日、iPhoneのNFCリーダーでタッチ決済を受け付ける「iPhoneのタッチ決済」のサービスを日本国内で開始した。対象の決済プラットフォームを利用していれば、iPhoneだけでクレジットカードのタッチ決済を受け付けられるようになる。

 「iPhoneのタッチ決済」は米国で「Tap to Pay on iPhone」として2022年から開始していたサービス。iPhoneのNFCリーダーを活用し、対象のプラスチックカードやApple Payのカード情報を読み取り、決済プラットフォームを通じて決済される。アップルはカード情報を取得せず、セキュアなデータをプラットフォームに受け渡すかたち。

 利用できるカードは、アメリカンエキスプレス、JCB、Mastercard、Visaのクレジットカードとデビットカードで、タッチ決済可能なカードが利用できる。Apple Payに登録したカードの場合、クレジットカードとして決済される。

 サービス開始時点で、FeliCaは非対応。交通系ICカードやiD、QUICPayなどは、16日時点では利用できない。

 16日時点の対象決済プラットフォームは「stera tapアプリ」(GMOフィナンシャルゲート)、「Airペイタッチアプリ」(リクルート)、「Square POSレジアプリ」(Square)。数カ月以内にAdyenもサポートするという。

 「iPhoneのタッチ決済」は、iPhone Xs以降のデバイスで利用できる。対象端末とアプリであれば、アプリ内から設定すると利用できるようになる。

 なお、国内のApple Storeでも利用できるようになる。