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ソニーから「Xperia 10 VI」、48MPカメラ搭載・2日間充電いらず

 ソニーは、SIMフリーのAndroidスマートフォン「Xperia 10 VI」(XQ-ES44)を7月上旬以降に発売する。予約は6月28日から受け付ける。市場推定価格は7万円前後。

2日間充電不要のロングライフ、スピーカーも進化

 Xperia 10 VIは、Xperiaシリーズでミドルレンジを担うスマートフォン。アスペクト比21:9のシネマワイドディスプレイは継承。幅68mmほどにおさえ、重量も約164gと持ちやすいデザインとした。5000mAhのバッテリーを搭載しており、一定の条件のもとでの測定で2日間充電なしで使えるロングライフをうたう。

 カメラは2眼式で0.6倍、1倍、2倍の3つの倍率に対応する。2倍ズーム時にはメインカメラの有効画素数4800万画素の部分を切り取り、1200万画素で撮影するためデジタルズームの画質劣化がなく鮮やかな撮影ができる。低照度下の自撮りでは自動でフラッシュ撮影できるほか、かんたんに好きな色味に調整できる「ルック」機能を利用できる。新たに「Xperia 5 V」から登場した動画編集アプリ「Video creator」もプリインストールされる。

 ステレオフロントスピーカーはさらに性能を高めており、最大音圧レベルがおよそ12%向上。低音域・高音域がよりクリアになったほか音量も上昇した。3.5mmヘッドホンジャックも引き続き搭載しておりハイレゾ音源にも対応する。

 ハイエンドモデルほどの性能を求めないユーザーに向けた機種。2日間充電不要とするバッテリーで充電のストレスを減らすなど、日常的な使い勝手の良さをアピール。手軽に「ソニーならでは」の機能を楽しめることを狙った。

 発売後2回のOSバージョンアップデートと4年間のセキュリティサポートが提供される。専用純正アクセサリーとしてケース「Style Cover with Stand for Xperia 10 VI」が発売される。市場推定価格は5000円前後。

主な仕様

 チップセットはクアルコム製の「Snapdragon 6 Gen 1」。6GBのメモリーと128GBのストレージを備える。1.5TBまでのmicroSDカードに対応する。ディスプレイサイズは6.1インチ、21:9のシネマワイドディスプレイ(FHD+、60Hz)。

 焦点距離16mm・800万画素の超広角カメラ(F2.2)、26mm・4800万画素の広角カメラを備える。インカメラは焦点距離26mm・800万画素のシングルカメラ。

 バッテリー容量は5000mAh。本体の大きさは155×68×8.3mmで重さは約164g。IPX5/8、IP6Xの防水防塵性能を備える。
【お詫びと訂正】
 記事初出時、メモリーを8GBとしていましたが、正しくは6GBです。お詫びして訂正いたします。