ニュース

法人向け「Microsoft 365」でTeamsとの分離販売を全世界に展開、バンドルプランは新規受付終了

 マイクロソフト(Microsoft)は現地時間1日、サブスクリプションサービス「Microsoft 365」と「Office 365」の新しいライセンスプランの導入を発表した。

 いずれのプランも、コミュニケーションソフト「Microsoft Teams」が含まれておらず、欧州の一部で実施しているTeamsの分離提供を全世界に広げるとしている。

 新しいプランは、法人向けのエンタープライズ(Enterprise Suites)とフロントライン(Frontline suites)、ビジネス(Business suites)で展開される。

 欧州では、欧州委員会がMicrosoft 365とOffice 365のプランでTeamsとセットで提供されるプランについて、独占禁止法にあたる法令違反の疑いがあるとし調査が進められていた。

 同社は、これを受け欧州の一部地域でTeamsの分離提供を2023年8月から実施していた。今回は、この取り組みを全世界に拡大するかたち。

 現在Teamsを含んだプランを契約しているユーザーは、更新日までは引き続き利用でき、プランの更新やアップグレード、ユーザーの追加などを行える。新たにサービスを契約する際は、Teamsなしの新プランのみとなり、Teamsを利用する際は別途Teams単体プランの購入が必要となる。