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IDC調査、2023年の国内スマホ出荷台数は11.0%減、ベンダー別シェア1位は51.9%のアップル

 IDC Japanは、2023年第4四半期(10~12月)および2023年通年の国内のスマートフォンおよびフィーチャーフォン端末の出荷台数を発表した。

 第4四半期のスマートフォンおよびフィーチャーフォン端末の出荷台数は3.5%減の830万台で、2023年通年のスマートフォンの出荷台数は前年比11.0%減の3001万台だった。

 また、2023年第4四半期のスマートフォン出荷数をベンダー別で見ると、シェア1位はアップルで55.0%の446万台となった。

2023年10~12月の合計出荷台数は前年同期比3.5%減

 IDC Japanの調査によると、2023年第4四半期の国内市場におけるスマートフォンおよびフィーチャーフォン端末の合計出荷台数は、前年同期比3.5%減の830万台となった。

 スマートフォンの出荷は、前年同期比2.4%減の828万台となったという。

 2023年はすべての四半期で前年比減という結果だったが、唯一、第4四半期のみ出荷数が800万台を超えた結果となった。

 IDC Japanは、円安によるインフレやキャリアの在庫調整による影響が終息しつつあると分析している。

2023年10~12月のベンダー別出荷数の1位はアップル

 2023年第4四半期の国内市場におけるベンダー別スマートフォン出荷数の調査結果によると、シェア1位はアップルで、出荷台数はシェア55.0%の446万台だった。

 2位はシャープで11.4%の96万台、3位はGoogleで11.0%の91万台出荷した。4位はサムスンが6.3%、5位は京セラとLenovoが5.4%だった。

 また、2023年通年の合計出荷台数は前年比11.0%減の3001万台だったという。ベンダー別シェアは、トップがアップルで、出荷数はシェア51.9%の1558万台だった。2位は10.9%のシャープ、3位は10.7%のGoogle、4位は6.3%のサムスン、5位は5.4%の京セラとLenovoだった。

 Googleは2023年に急速に日本市場でのシェアを伸ばした。シャープがGoogleを上回ったが、IDC Japanは、Googleは2023年5月まで国内最大キャリアであるドコモの取り扱いベンダーでなかったことを踏まえると、2024年は国内市場でアップルに次ぐシェアを占めるベンダーになる可能性が高いと分析している。